11/21(土)より、『デビルマン』や『マジンガーZ』の作者として知られる永井豪氏原作の映画『あばしり一家 THE MOVIE』が公開される。
『あばしり一家』といえば、凶悪犯罪者ばかりの一家が軽~いノリで人を殺しまくるバイオレンス・ギャグ漫画で、永井氏の作品の中でも特に強烈なカルト臭を放つ問題作である。
ストーリーは、記憶を失い、治外法権区域「日本国番外地」に隔離された一家が、巨大な陰謀を持つ者たちとの抗争の中で、徐々に記憶と家族の絆を取り戻していく、というもの。主役である最強にして最凶の女子高生・あばしり菊の助を演じるのは、人気アイドルグループ「アイドリング!!!」6号の外岡えりか(とのおか・えりか)ちゃん。初主演という大役を見事に果たした彼女を直撃インタビューした。
――今回の『あばしり一家 THE MOVIE』では映画初出演にして主演ということですが、緊張はありませんでしたか?
外岡えりか(以下、外岡) 主演だからどうこうというよりも、周りがすごい方ばっかりだったので、いろんな人からいろんなことを吸収しようと思っていましたし、佐藤二朗さんになぞなぞを出してもらったり、現場の雰囲気も和気あいあいとしていたので変に緊張せずできました。
――原作の『あばしり一家』は知っていましたか?
外岡 永井豪さんの作品は『キューティーハニー』を少し知っているくらいで、あまり詳しくなくて……。台本を初めて見たときは、ただ衝撃……っていう感じでした。
――それから、読んでみました?
外岡 あえてまだ読んでいません。漫画のファンが考える菊の助にとらわれてしまうと、自分が出せなくなると思って、無事に公開されて落ち着いてから読もうと思ってます。
――台本はかなり読み込みました?
外岡 台本は一回パーッて見ればストーリーは頭に入るんで、あとはずっと頭の中で想像を広げて、ギリギリになってから台詞だけ覚えました。
――イメージや流れを大切に演じたわけですね。今回の役ではずいぶん人を殺していましたが、演じた菊の助についてはどんな印象ですか?
外岡 すごく強いけど、友情とか家族愛を大切にするところは普通の女の子。でも、ちょっとやり過ぎです(笑)。
――現場で何か大変なことはありました?
外岡 殺陣でタイミングがズレて、手首をバーンッって打たれちゃって、サイン会の仕事に包帯を巻いていきました。あと、水とか墨汁をかけられるシーンを撮った後、撮影してた場所が廃校で、暖房とかお湯もなくて、すっごい寒くて「わたし真っ黒で何やってるんだろ!?」って思ったり、若干テンションがおかしくなってました(笑)。
――けっこう体を張っていますね。私生活ではケンカとかしたことあります?
外岡 わたし、すっごい平和主義なんです。友達にも恵まれてて、争いに巻き込まれたこともありません。「アイドリング!!!」一期生の中で、意見がぶつかったりした時もあったんですが、わたしはそれを横で見てましたね。あっ、もちろん、一生懸命やっていたからこその”ぶつかり合い”なんですけどね(笑)。
――現役高校生ですよね。すごく落ち着いて大人っぽい感じですけど、学校でもマジメなんですか?
外岡 よく言われますね~。バラエティー番組の仕事では「ちゃんと話さなきゃ」とか考え過ぎちゃって喋れなくなるタイプなんですけど、学校では”18歳!”って感じだと思いますよ。むしろ精神年齢16歳くらいかも。
――今後、どんな仕事に挑戦したいですか?
外岡 今、演技の仕事がいちばん楽しくて、いろんな役をやって経験を積みたいです。今じゃなきゃできない学園モノとか、たまに「瞳が強いからお化けの役が似合う」って言われるんで、それもいいかなぁ(笑)。
力のある瞳を爛々と輝かせて語ってくれた外岡えりかちゃん。『あばしり一家』ではぜひその”瞳”にも注目してご覧ください!!
(取材・文=瀧昌臣)
●『あばしり一家 THE MOVIE』
原作:永井豪/監督:石井てるよし/出演:外岡えりか、イジリー岡田、神威杏次、なべやかん、佐藤二朗、菅田俊/11/21(土)~11/27(金)レイトショー上映/劇場:渋谷HUMAXシネマ/11/27より全国ローソンにてDVD発売!
●外岡えりか(とのおか・えりか)
1991年6月11日生、神奈川県出身、A型、身長157cm。『あばしり一家 THE MOVIE』にて映画初主演。『アイドリング!!!』(フジテレビONE)出演中。
■プレゼント
メンズサイゾーでは外岡えりかちゃんのサイン入りチェキを3名様にプレゼントさせていただきます。下記の応募フォームよりご応募ください。ご応募の〆切は12月4日(金)23時59分とさせていただきます。当選は発表を持って代えさせていただきます。