コロンビア人のパンツをこんなにたくさん見たのは、最初で最後！ という1993年の冬から、今回は始まります。
その時ぼくは、新大久保の街をいつものように立ちんぼウォッチングしながら歩いていたわけですね。この頃は昼間からお姉ちゃんたちが立っていましたから、街に行けばいくらでもその姿を見ることができたのですが、この時はなんだか大変なことに。
突然、路地から金髪のお姉ちゃんが7～8人飛び出してきたかと思ったら、猛烈な勢いで駆け出して、中には靴が脱げてそれにつまずいて、コロコロと転がるお姉ちゃんも。「なんだ!?」と思って見ていると、その後ろから警察官が10人くらい出てきて「おい、こら！ 待ちなさい！」と追いかけてる。
みんなミニスカだから、もちろんパンツは丸見え。必死の形相をしてパンツ丸出しで走り回る大量の外国人女性なんて、そうそうお目にかかれるものではありません（笑）。
でもなんのことはない、これは93年冬に行われた「立ちんぼ狩り」の1シーンでした。93年は外国人女性の売春取締りが強化された年で、本来はタイ人女性を管理下において売春を強要していたデート・クラブの摘発に主眼が置かれていました。しかし、外国人ホテトルや立ちんぼ界にまでとばっちりが及んで、思わぬおこぼれでパンチラをたくさん見られたというわけ。
ただ、取締りの強化といっても、どれくらい効果があったんでしょうね。ぼくはこの頃大久保に事務所を構えていたのですが、街に出ればそこは立ちんぼ天国。
アジア系と南米系は場所が住み分けられていて、大久保通りに面した場所はタイ人、ホテル街に入っていったところは南米人、という形になっていました（深夜になると住み分けがいい加減になって、皆さん思い思いのところに立っていましたが）。まぁ法的には問題はあるんでしょうが、彼女たちが出没し始めた頃は道を歩いているだけで本当にドキドキしました。だって、ここはパタヤ？ あるいは、ロサンゼルス？ みたいな感じで、エロい格好をした外国人のお姉ちゃんたちがいっぱい。
もちろん、買いましたよ！ 鬼のように買いました。相場は大体2万円。何十分2万円、じゃなくて、1発2万円。
最初にお声をかけたのは、黒いハットを被り赤いバラを手にしたトレイシー・ローズみたいなお姉ちゃん。土手にはバラのタトゥーが入っていましたぜ、オー、イェーッ！ ホテルに入ったらまずはチ○ポを洗ってもらうんですが、古いホテルなので石鹸しか備え付けられてない。そしたらお姉ちゃん、シャンプーでチ○ポを洗い始めたんですね。
「ナゼデスカ？」と聞いたら「ヒトガ、ツカッタアトニ、ツカエマスカ？ ニホンジン、フエイセイデス！」と言われました。で、ベッドでフェラしてもらったら、お姉ちゃん、口にたまった唾をペッペッ、ペッペッと床に吐く。汚ねぇなぁ……。でも、文化の違いですよね。
次にお声かけしたのは、身長180cmのダイナマイト・ジャマイカン。嘘みたいだけど、レゲエを歌いながらファックしました。あぁ、なんて楽しかった大久保立ちんぼ天国。深夜になるとホテルに行くのが邪魔臭くなるから、お口だけで済ませたいこともあるわけですね。そんな時は、駐車場に入り込んで、車の陰でお姉ちゃんがしゃがんで、カポカポ。あぁ、通行人が目の前を歩いていく……。
昨今の韓流ブームで大賑わいとなり、コリアン・タウンとして観光地化している大久保の15年前はこんな感じでした。信じられませんね。信じられないといえば……。
ベトナム人とやったら、「大村収容所（※1）から逃げてきた」と言われた時はさすがにびっくりしました。なんでもありだったんですな。
※1 長崎県に存在した、不正入国をした外国人を強制送還するための収容施設。現在は大村入国管理センターに名を改めている。
電車で行けるソウル！
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