開拓者は新たな地平を目指す

着エロ帝王・名波はるか 株ドルから触手アイドルへ!?


名波はるか最新Vシネ『名波はるか 触手凌辱』(SODクリエイト)より

 

 株式投資に詳しいアイドル、通称“株ドル”として、株に関する書籍出版やセミナー出演などの活動をしている現役グラビアアイドル・名波はるか。ニュースバラエティ番組『サンデージャポン』(TBS)に「サンジャポ専属経済ジャーナリスト」なる肩書きで出演するなど株方面での活躍が目覚しい彼女だが、実は“着エロ”と呼ばれる「性器や乳首以外の部分を限界まで露出する、アイドルグラビアのいちジャンル」を開拓した1人で、“着エロ帝王”とも呼ばれている。そんな彼女が、今度は“触手アイドル”としてDVDをリリースすると聞きつけ、単独インタビューを試みた!


真剣な表情、柔らかい語り口、これぞ大人の魅力



──まずは株ドルとしての活動についてお聞きします。株を始めたきっかけと時期は?

名波 株は05年から始めました。グラドル活動と並行しつつワインの輸入会社を経営してたのですが、その時に仕事関係の人たちに勧められたのがきっかけです。株ドルと呼ばれ始めたのは06年3月辺りから。その年の1月にライブドアショックが起きて「大きな被害を受けた」という話を雑誌でしたところ好評で、そこから株関係の仕事が増えました。

──ぶっちゃけどれくらい儲かってます?

名波 株を始めた最初期に新興市場のブームに乗って、300万円が5000万円に増えたこともありました。あの頃はノウハウがなくても新興市場の株を買えば大抵儲けられたんですよ。正直、他の仕事をしてる場合じゃなくなりましたね(笑)。マンションを買おうと思って、ギャラリーを回ってました。でも直後にライブドアショックが起こって……。新興市場の株価が全部下がってしまったんですね。マンション購入なんてとてもとても、ていう感じになっちゃいました(笑)。今は一攫千金ばかりを狙わずに、ローリスク投資で、リスク分散も心がけるようにしてます!

──9月19日にVシネマ『名波はるか 触手凌辱』(SODクリエイト)がリリースされますね。”触手”はイカやタコ、あるいは架空の怪物の触手に凌辱されるというマニアックなジャンルですが、やってみてどうでした?


『名波はるか 触手凌辱』(SODクリエイト)9月19日発売!

 

名波 2日間拘束で撮影を終える、というハードスケシュールで撮影したので、大変でしたね。かなり苦しい体制で長時間いなければならなくて結構辛かったかも。でも、終わった後は達成感がありました。

──元々”触手”というジャンルについてはご存知でした?

名波 いえ、打ち合わせで教えられて初めて知りました。マンガやアニメなど、二次元での表現が多いんですよね。SM的な要素もあるのかな。今はフランスやドイツでもマニアの方が増えて来ているらしいですね。古くは葛飾北斎の『蛸と海女』という浮世絵でも描かれてますし、昔から人間の中の欲求としてあるものなんでしょうね。ただ今は二次元の表現がやはりメインなので、私の今回の作品をきっかけに三次元でも触手というジャンルが広まればいいかなって思います。新しい着エロのいちジャンルになればいいですよね。

──着エロアイドルの先駆けであったという立場から、最近の逮捕者続出の過激化する着エロ業界について、何か考えることありますか?

名波 元々着エロって、20歳半ばでもう水着グラビアの仕事がないレースクイーンの子たちがインリン・オブ・ジョイトイさんのブレイクに続いたのがきっかけで広まったものなんですね。でも今は10代の子達が成人女性よりも過激なことをしちゃってて……。普通なら水着グラビアでデビューできる子がいきなり着エロから始めてる。この先苦労するよ、っていうのが見えてしまうので、可哀想だし……正直申し訳ないなって思います。

──これからどういう仕事をやって行きたいですか?

名波 まずは株ドル、そして触手アイドルとして頑張ります(笑)! あとは今まで通り、無理せずマイペースに仕事を続けて行ければいいかなって思います。それと新作を出す度いわれちゃうんですけど、AVデビューは絶対しません。そういわれてるうちが華なのかなとも思うんですけど(笑)。でも「これからも絶対にAVには出ません!」ということで、よろしくお願いします。


着エロというジャンルを切り開いた時点ですでに生きる伝説!

 

(取材・文=岡島紳士)

ななみ・はるか
1978年3月10日、東京都生まれ。T 165、B93、W59、H86。98年よりレースクイーンとして活動し、01年頃からグラドルに転身。着エロブームを作った1人といわれ、現在までにイメージ、Vシネを合わせ31本のDVDをリリースしている。また”株ドル”として『しっかり儲けて確実に貯める 株ドル 名波はるかの株入門』(ゴマブックス)などの著作がある。

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