20代を中心に草食系が増えたのは、時代の失策だった?
そもそも風俗=肉食的行為と考えている人は多いが、そう断ずること自体間違いだ。日本の風俗業界は世界的に見ても異常なほど細分化されているが、最近、その中でもマニアックな位置づけだった”草食系風俗”に、20代を中心とした客が増え、脚光を浴びてきている。
キーワードは、「触れない」「挿れない」「しゃぶらせない」。「そんなもん気持ちよくないやんけ」とおっしゃる人こそ肉食系。ちなみに、肉食系風俗を代表する「低価格箱型ヘルス」は現在斜陽である。
では、具体的にに草食系風俗とはどんなものなのか?
まず「オナ見せ」。
渋谷の円山町近辺で7~8年前から流行り始めた形態で、文字通り、店の女性とオナニーの相互鑑賞をするというプレイ。オプションによってはコスチュームチェンジやオナニー補助もしてもらえるが、基本は鑑賞。60分10000円ほどの料金と、ソフトプレイなので在籍している女性のグレードが高いのもポイント。草食系男子曰く「ハイグレードオナニー」だとか。
もうひとつが「前立腺マッサージ」。
分娩台に下半身をあらわにポジショニング。この格好をすること自体がかなり恥ずかしいのだが、指サックをハメた女性がアナルに指を挿入し、的確に前立腺を刺激すると、まるでオンナのコになったかのような快感が全身を襲う。ペニスは自然に勃起し、コスらずともドクドクと射精に至る。初めて体験した男性は異口同音、
「マジかよ!」と叫ぶ。
射精後もまだまだ屹立。そのうち「実際はもれてないのに射精感が延々続く」という伝説のドライオーガズムに到達できるらしい。草食系男子曰く「神オナニー」とか。値段は「技術料込み」なのでやや高く2万円前後。ただし、高圧浣腸で宿便もとってくれるので、お腹もスッキリ。
つまり「ワンランク上のオナニーとしての風俗」には草食系男子も財布の紐を緩めるようだ。
セックスを「労働」または「奉仕」と受け止める草食系男子が多く、「自分だけ気持ちよくなるわけにはいかないので、頑張るんだけど、それってちょっと面倒」とか「風俗のほうが時間で割り切れる分、恋人とデート込みのセックスよりも結果的に支出が少ない」と断ずる人もいる。
ぶっちゃけるならば、婚活女性の当面の目標は「いかにオナニーより生身のほうが気持ちイイか」を伝道することなのかもしれない。
ちょっと危険な裏フーゾクもあるぜよ