2000人以上の人妻を取材! 著者のライフワーク

人妻はなぜ擬似恋愛が好きなのか? ~人妻とヤルのに必要なたったひとつのもの~

いつだって人妻は永遠の憧れかもしれない

 男の情欲をそそるひとつの記号として、もはや定着した感のある”人妻”。彼女たちを落とすには、あるテクニックが必要だった!? これまで2000人以上の人妻を取材し、度々取材対象と肉体関係を結んできたライターが、そのリアルな体験を赤裸々に告白した『人妻はなぜ擬似恋愛が好きなのか』(ベストセラーズ)が話題を呼んでいる。難攻不落に思える人妻の、その攻め方とは!? 著者である常盤準さんにお話をうかがった。

――すごく多くの女性、それも人妻に特化した取材をされてきていますよね。

常盤 空前のレディコミブームというものがありまして、それまでないものとされていた女性の性欲の存在が、世間にバレてしまったんです。自分はもともとエロ業界にいまして、そこに女性が性の消費者として参入してきた。これはレディコミの力を借りて取材するっきゃない、と!

人妻たちの渇きはいつ癒えるのか

――なぜそこまで人妻に興味を持たれたのですか?

常盤 一般的にも”人妻”は人気がありましたし、個人的にも駆け引きの相手としておもしろかったんです。昔の女性が持っていた羞恥心、性に対する罪悪感、そういった貞操観念とも言えるものをいまも持っているのは、人妻だけですよ。背徳感も興奮をそそりますしね。

――かなりインパクトのあるタイトルですが、そもそも、”擬似恋愛”の定義とはどういったものなんでしょうか?

 本当の恋愛というのは、延長線上に結婚があるものだと思っています。だから、人妻は結婚した時点でもう恋愛はできない。でも「本物の恋愛じゃないけど、その気分は味わいたい」という女性が非常に多いんですよね。そして恋愛相手とならセックスをしてもいいと思っている。そこをうまく突いた、その先を求めない、恋愛のような関係を”擬似恋愛”と名づけてみました。まあ、言ってみれば人妻の場合は不倫セックスですよね。

女性は年齢を重ねるほど美しい

――なるほど。

常盤 男性は「誰とヤリたい」という欲求がモチベーションになるけど、女性は自分が恋愛する、ということが大切なんです。初めから擬似だとわかっていてもね。そういう願望を持った人妻をうまく口説いてあげるのが男性の役目だと思ってます。

――その口説き方を教えてください!

常盤 教えたいのはやまやまなんだけど、みんなに通用するやり方なんてものはないんですよね。この本も最初は『人妻の口説き方』ってタイトルにしようとしたんですが、それじゃHow To本だし、全員に言えることじゃない。目の前の女性をどう攻めたらいいかは、やっぱり自分で考えるしかないんですよね。たとえば、ひと言「困ります」でも、その解釈には10パターン以上ある。会話から、また五感すべてを使って、その真意を汲み取ってあげないとダメですね。となると経験を積んで判断するしかない。それには、普段から女性を観察しておくことが重要ですね。でも、本当に嫌がっているときはさっと引くこと! レイプは絶対いけないことですよ!!

結局はコミュニケーション能力の問題

――肝に銘じます。では、人妻攻略法とかはないんでしょうか?

常盤 攻略法というか、覚えておいて欲しいのは、人妻が不倫セックスをするにあたって、必要不可欠なものがあるということです。それは”言い訳”。「私はその気じゃなかったのに……」「私は巻き込まれただけなの……」そういう言い訳を用意してあげることです。自分も相手に対して積極的になるために「これは取材だから」なんて自らに思い込ませたりもしますしね。まあ、完全に公私混同ですが(笑)。

――取材っていう名目はかなりおいしいですよね!

常盤 でも一般の方にも「行動すれば可能性はかなり大きいんですよ」ということは伝えたい。人妻を見たらとりあえず口説いてみることです(笑)。なんだかんだ言って、基本的に男はSで女はMという構図は変わらない。だから、男は攻めなきゃ! この本の中には、参考になればと、レディコミのアンケートなどで集めた生きたデータや取材した内容、自分の体験などもたくさん盛り込んでます。

とりあえず口説く、すべてはそれから

――かなり描写が具体的で興奮しましたよ! ドラマティックなご経験も多いですよね。

常盤 全部リアルな実体験ですよ。やっぱり自分で体験するのと話を聞いたりして疑似体験をするのとでは濃密さが全然違う。人妻取材をしている中でさまざまなエロティックな経験をしたので、それをまとめてみようと思ったのもこの本を出版したひとつのきっかけです。

――「何者なんだ?」っていうくらい濃い体験をされてますよね。ところで、お好きな人妻のタイプとかはありますか?

常盤 やっぱり、その背景を知っている女性ですかね。出会い系などで知り合う女性は、非日常的すぎておもしろくないんです。生活やそれまでの経験など、その女性のバックグラウンドを知っていたほうが興奮する。性行為にいたるまでの道のりが一番楽しいんですから。

――いま話題の”草食男子”など、そこを面倒くさがる男性も多いようですが……。

常盤 信じられない! 確かに恋愛って、基本的に面倒くさいことですよね。でも、そういう面倒くさいことを楽しめるのは人間だけなんです。人妻がお好きなあなた、人間がつくった”結婚”という制度をうまく利用して、人間らしい擬似恋愛を楽しみましょう!

 ありがとうございました! ボクもこの本に勇気をもらって、人妻上司を狙ってみるか!?

(ライター/林健輔)

 
◆常盤 準
1961年生まれ。出版社勤務、編集プロダクション経営を経て官能小説家の道に。独身男性と人妻上司の倒錯的なプレイを描いた『働く女 夜9時の陵辱研修』(フランス書院文庫)が6月25日に発売される。

『人妻はなぜ擬似恋愛が好きなのか 』

 
人は常に恋愛という刺激を求め続ける生き物です


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