「GTS」とは?
GTSという言葉をご存知だろうか? 新種のカーナビではない。もちろんスカイラインでもなければ、ポケモンに出てくる建物でもない。Giantessの略語で巨大な女性を愛で、萌えるフェチのことをいう。巨大な女性フェチと聞くと「デブ専」や巨漢女性マニアや高身長マニアを想像するが、今回紹介するのはそんなもんじゃない。高層ビルなど簡単に潰してしまう巨人である。それって興奮するの?と思われるかもしれないが、世界中にそのマニアは存在するのである。
マニアのAさんに話を聞いてみると……
「巨大な女というと不思議に思うかもしれませんが、古くは『ウルトラマン』で巨大化したフジ隊員にドキドキした人も多いと思います。巨女は母性の象徴で、その大きな胸に抱かれたいと感じるのは珍しくないと思います」
確かに巨大な胸にパフパフされたい! なんならマ○コから探検してみたい!
「それはまさに胎内回帰でしょ?」
なるほど! でも同じGTSフェチでも指や足で押し潰されたり、食べられたりするのを想像して興奮……なんて話も聞いたけど……
「それはM性を持った人に多いですね。自分が女性から虫のように潰されるなんて実際では絶対あり得ないことだけに妄想が膨らむのかもしれません」
さらに調査を進めていくと、なんと巨人AVが存在していることが発覚! 見てみるとジオラマの街にそびえる女の子。ゆっくり動き出したかと思ったら、次々と街を破壊していく。逃げ惑う人々を踏み潰したり、ピンヒールでビルを何度も踏み壊したり……というシーンが続く。見ているうちになんだか「これって何だかムズムズする」「もしかしてエロい?」という気分になってしまった。見て即オナニーというものではないが、何かムラムラするものがあるのだ。
このムラムラはなんだろう? GTS作品やクラッシュ作品をリリースするメーカー「GEN’s LABO」のGENさんにお話を伺った。
小学生時の女の先生にほのかな恋心や憧れを抱いていたGENさんはなぜか当時自分のヒーローであったウルトラマンと先生への思いが融合してしまい、巨大女にドキドキするようになったのだそう。しかし、自分の見たい映像は簡単に手に入らない。中学生から自主映画が趣味だったのもあって「ないものは自分で作る!」と作品を作り始めたのがきっかけだそう。
今ではマニアに絶大な人気を誇るGEN氏の映像はCG合成を考えたカメラアングルや女性の足元に置く「潰される車や建物」などには特に配慮して撮影をしているのだそう。確かに、映像を見ればその緻密な計算から生まれる臨場感に驚く。特に彼がこだわる「巨大女の足元」は足フェチな人にもゾクゾクするものがあるだろう。
じっくり見てみるとじんわり興奮していくGTS。あなたも一度見て「自分の隠れた性癖」を発見してみてはいかがだろうか?
<ライター:りえ坊>
<取材協力>GEN’s LABO
http://www.feet-crush.com/