フェイシャルや痩身、脱毛などが受けられる、メンズエステがすっかり定着した感のある昨今。そんな時代を反映してか、ここ数年、男性向けの”ちょっとエッチな”エステのお店(抜きナシ店)が、かなり増えている。
こうしたお店のサービス内容は、アロマオイルなどを使った全身リラクゼーションが主流で、抜きがない分、女性のレベルが高いのも特徴。露出度高めの際どい格好をしたセラピストが、体を密着させながらサービスを施してくれるところがほとんどなので、一定の層には根強い支持を得ているのだ。
筆者も何度か行ったことがあるが、風俗嬢ではないセラピストたちに下半身周辺をほぐしてもらう瞬間は興奮もので、ついつい股間が反応してしまうことも……。このアソコに触れているのか触れていないのかわからないビミョーなギリギリ感こそが、セクシーエステの真骨頂なのだが、逆に、そうしたギリギリ感を楽しめない人は”もどかしい”と感じてしまうようだ。
まったくもって男の欲望の身勝手さときたらキリがないが、もはや抜きなしのエステの範疇では、これ以上のサービスは無理だろう……と思いきや、上には上があったからビックリ。
そのお店とは、なんと『陰茎&睾丸メンテナンス専門店』! かゆいところに手が届くを通り越して、ド直球!
一体、どんなサービスが受けられるのかと、そのお店『ENDLESS TIME』のサイトを見てみると、「独自の施術を、睾丸・陰茎・その周辺部全域に対して行いますが、射精は我慢していただくようお願いしております」との表記に加え、「誤爆されても問題はございません(が、回春効果はほぼ半減いたします)」とある。やはりダイレクトなだけあって、誤爆してしまう客がいるようだ……。気になって仕方ないので、同店に取材を試みたところ、セラピストの藤井嬢(31歳)にお話を聞くことができた。
――やはり結構、イっちゃう方がいるんですか?
藤井 例えばタイ式の睾丸だけを触るマッサージだったら、そこまでビンビンに勃つこともないと思うんですけど、うちでは、おもいっきり亀頭のマッサージとかもしちゃうんで、たぶんお客さんはイきたくて仕方ない状態になるんだと思うんですよ。だから、もうやむを得ないというか(笑)。100人中、99人は誤爆(発射)しますね。
――ほぼ全員ですか(苦笑)。お客さんは、どういった方が多いんでしょうか?
藤井 2年前のオープン当初は40代、50代の方が多かったんですけど、最近は20代とか、30代前半の方とかが多いですね。早漏改善だったり、男性器を鍛えたいっていう目的もあるんでしょうけど、それ以上に”ずっと触ってもらって、じらされたい”っていう願望の強い、ちょっとMっぽい人が多いですね。いちおう回春エステなんですけど、ユニーク風俗として来られる方が多いみたいです。
藤井嬢によれば、早漏改善や精力増強にもかなりの効果が見込めるそうで、「早漏が治った」「精子の量が増えた」など、お客の反応も上々なのだとか。
藤井 やはり男性にとって、睾丸は精子をつくる大事なところ。定期的に車をメンテナンスするように、睾丸のメンテナンスも大事だと思います。それから、睾丸も凝るって知ってますか? みなさんも凝った睾丸を、ぜひ、ほぐしに来てくださいね。
いやはや、なんともすごいエステがあったものだ。
(文=萎田シュン)