かつて絶大な人気を誇ったAV嬢・古都ひかるをご記憶だろうか。2003年に『処女宮』(h.m.p)でデビューすると、わずか1年の間に100万本のセールスを上げた伝説的な女優である。均整の取れたボディとキュートなロリフェイスのギャップで人気を博した”ことにゃん”は、翌年、突然の活動休止によって表舞台から姿を消した。
そんな古都ひかるが、今年YouTubeで謎の復活を果たしている。『ひかるのビデオ日記』というタイトルで、1~2分前後の短編動画を定期的にアップしているのだ。
この『ビデオ日記』が最初に投稿されたのは今年2月。屋内で古都が固定カメラに向かって話しかけるという内容で、ほとんどスッピンの古都が「おはよう、こんにちは、こんばんは。いつ見てるか分からないから、あいさつ全部」などとカメラを見つめながら語りかける姿が映し出されている。
何の予告もなく突然投稿されたこの動画はネット上で大きな話題を呼び、当初は「これは古都ひかるではないか?」「いや別人だ」と、喧々諤々の議論が巻き起こったほど。結局、彼女自身がYouTubeアカウントを公開したことで、この女性が古都ひかるであることは判明したが、その後も特に宣伝や告知が行われるわけでもなく『ひかるのビデオ日記』はアップされ続けている。
動画の内容はまちまちで、2月14日に投稿された『#3 猫なで声』というタイトルの動画のように、わずか5秒、一声発するだけのものもあれば、5月21日付けの『#19 私の興奮』では「カールゴッチに会いたかったなぁ」と語るなど、日常感じたことをただ述べるだけの純然たる「日記」もある。古都がこの動画を定期的に投稿し続けている目的は、まったくもって不明。6月3日には最新の『#20 水虫』が投稿されたが、「最近まで水虫って、水の中にいる虫だと思っていました」と、やはりカメラに向かって切々と語るだけ。相変わらず、その目的は判然としない。
かつて所属していたAVメーカーh.m.pに問い合わせても「現在は契約も切れているし、どこにいるのかも判らない状態です」とのこと。
引退後にリバイバル版がリリースされるなど、今でも”ことにゃん”人気にかげりは見えない。全20回の動画再生回数の累計は200万回を超えており、ファンはAV界への復帰を望んでいるようだが……。