『ポケットパンティ』 左からホワイト、ブラック、ピンク学生であれ社会人であれ、初対面の人に対するファースト・インパクトはその後の人間関係に大きく関わってくる。キャラが濃い人ならまだしも、特に自分に何もないことを自覚している人にとっては、これは死活問題にもなりかねない。
合コンや婚活に勤しむ女性が、男性の持ち物、時計や靴でその人の人となりや生活スタイルを想像するように、その人が何を持っている人なのかは、その人自身のパーソナルな部分を如実に表すと言える。ならば、巷に溢れる大量生産品ではなく、一見して異質なもの。例えそれが「なんじゃこりゃ～」な商品だとしても、当たり障りのない物にはない、スペシャルな感情の起伏とインパクトがあるハズだ。
ここで重要なのは”ギリギリ感と驚き”だ。ということで、コレ。『ポケットパンティ』である。そのまんまである。みんなが大好きなパンツだ。これほど”ギリギリ感”のあるものもない。生地は、クリーナー素材で出来ていて、メガネやスマートフォンの液晶画面を綺麗にするためのもので、もちろん、PCのモニターなどを拭くのもアリ。この『ポケットパンティ』の大きさは、ピグミーマーモセットやメガネザルが履けるくらい。iphoneや携帯電話が履くとブカブカだ。腰周りや股にあたる部分はゴムが入っており収縮し、前面にはレースが施された本格（？）仕様。もちろん、クリーナーに限らず、さまざまな楽しみ方もできそうだ。色は、白、黒、ピンクの選べる3色展開。ウケ狙いの景品やプレゼントにも最適だ！
忘年会とかでさりげなく使いたいアニメ『そらのおとしもの』（2009年10月～12月、TVKほか独立UHF局系）の第2話「天翔ける虹色下着（ロマン）」のエンディングで、パンツが群れをなして空を飛び、2ちゃんねるなどでも話題になった。これは海外でも「日本人はヘンタイ」「日本人は狂っている」などと非難というか驚愕の声が上がった。今年3月には、この「空を飛ぶパンツ」に感化された人たちによる、ゴム動力で20秒飛行するリアル「空とぶパンツ」を飛ばすイベントも大盛況など、一部の愛好家にとっては、パンツ元年となった2010。それを記念するようなオモシログッズでもある。と、大人の持ち物には”良い言い訳”も必要なのだ、きっと。
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