【ネットナンパ】20代の“出会える系サイト初心者”をゲットしたものの…

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Ilustrate by ながおか

 1日1回以上セックス、というのが筆者の理想だ。しかし、これがなかなか難しい。1日にふたりの女性とデートして3回エッチしたり、ひとりの女性と2回戦することも珍しくないが、その代わり2日以上デートの機会に恵まれないこともザラなのだ。

 まんべんなく毎日エッチするのは無理なのだろうか? 子供の頃から夢想していた願いが、いまだに実現できないでいる筆者なのだった。


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新宿います! これから会えませんか(^^)


今日はずっと予定がないんです(涙)。

気軽に会える関係が理想ですけど、体の相性を重視してます。

優しい人だといいなー(*’ω’*)

書込み日時:04/2* 18:07
受付メール数 :3/15

♀ユウナ(若葉マーク)
20代半ば
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 この書き込みは、筆者が長年愛用している出会える系サイト【ワクワクメール】で発見したものだ。

 ユウナちゃんの名前の横には“若葉マーク”のアイコンが表示されていたが、これはサイトに入会して60日未満のユーザーに自動的に付けられるもの。スレていない女性を求める男性ユーザーにとっては、ありがたい表示なハズだ。

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 若葉マークのせいか、すでに3人の男性ユーザーがアプローチしていた。遅ればせながら、筆者もユウナちゃん争奪戦に参戦することにした。


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こんにちは、ユウナさん。

都内の会社員のショーイチ・36歳です。

仕事が終わったところなので、今日はこの後ずっとヒマしています。

だから5分後でも数時間後でも待ち合わせ可能です。

優しいくらいしか取り柄のない私ですが、

ご検討してもらたら滅茶苦茶嬉しいです。
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 こんなファーストメールを送信したところ、5分ほどで返信が届いた。そこから数通ほどメールをやりとりし、あっさりと約束が成立した。

 待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。約束の10分も前に到着してしまった筆者は、股間をギンギンにさせながらユウナちゃんの到着を待った。

 実はこの時、巡りあわせに恵まれず丸々2日もセックスしていない状態だった。キンタマは今にも爆発しそうなほど膨れ上がり、げっぷをするとザーメン臭がするのでは?と心配してしまうほどだった。

 ほぼ約束の時間に、ユウナちゃんからメールで伝えられていた服装の女性を発見した。


ぐはっ!!


 その女性は、お笑いトリオ・森三中の黒沢のようなどっしり体型だった。


ただの偶然であってくれぃ!!


 たまたま同じ服装の、別の女性の可能性だってあるハズだ。しかし、周囲には他にそれらしき女性はいなかった。


でも、もしかしたら、ユウナちゃんの到着が遅れているだけかもしれないではないか!


 そんなことを考えながらその女性にチラチラ視線を送っていると、目と目が合ってしまった。こうなったら無視することはできない。

 ゆっくり近づいていくと、徐々に顔立ちがはっきり分かるようになった。彼女の顔は、1986年にデビューしたアイドル・島田奈美をずっとずっと地味にした感じだった。

 決してブサイクではないが、なんだか負のオーラが漂っていて、あまりお近づきになりたくないタイプに思えた。

 ふたりの距離が数メートルにまで近づくと、その女性は筆者の目を見ながら会釈してきた。

 筆者も服装をメールで伝えていたので、彼女もこちらを認識したのだろう。


よしっ! 今日は罰ゲームデーだと思うことにしよう!!


 回れ右してダッシュでその場を後にすることもできたが、覚悟を決めて話しかけることにした。


「こんばんは、ユウナちゃんかな?」

「は、はい」

「さっき、【ワクワクメール】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」

「は、はい。こちらこそ…」

「じゃ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」

「は、はい」


 我ながらなんて分かりやすい反応なのだろう。可愛いコや綺麗な女性が相手だとペラペラよく動く舌が、そうでないケースの場合は、めちゃくちゃ重くなってしまうのだ。

 彼女の歩調に気を配りながら、常に半歩先を歩いてホテル街に向かう。

 このまま余計な気を遣わず、さっさとやることだけやって終わりにしたいものだ。しかし、無言のまま事を運ぶのは、それはそれで気疲れしてしまう。仕方なく歩調を緩め、会話することにした。

 

「大丈夫? 緊張してない?」

「は、はい。平気です」

「あのサイトで男性と会うのって、これで何回目なの?」

「き、今日が初めてなんです」


 すっかり忘れていたが、彼女が“若葉マーク付き”だったことを思い出した。


「そっかぁ。怖かったんじゃない?」

「はい。でも、優しそうな人なので安心しました」

「えっ、俺のこと? 優しいのは間違いないけど、それ以上にスケベだよ」

「…エッチな男性のほうが…嬉しいです」


 ほほぅ、そうきたかぁ。なかなか殊勝なことを言ってくれるじゃないか。


ムクムクっ!


 ユウナちゃんの言葉に反応し、愚息が大きくなり始めた。いつもに比べたらかなり遅い目覚めだが、やっとその気になってくれたようだ。

 もっとも、丸二日もヌいていないタイミングだったので、単なる自然現象である可能性も高いが…。

 それにしても、自らエッチな男性のほうが嬉しいだなんて、相当な“スキモノ”なのかもしれない。これは案外楽しいエッチになるのでは? そんな期待を胸に歩き続けた。

 その後、ホテル街に入ってすぐの格安ラブホにチェックイン。部屋に入り、おしゃべりを再開させた。


「ユウナちゃんはどんなエッチが好きなの?」

「えっ?」

「ほら、エッチな男が好きって言ってたでしょ? だから、具体的に教えてほしいな」

「乱暴にされるのは苦手で…」

「そんなの当たり前だよ! 俺は優しいエッチしかできないから、安心していいよ」

「ありがとうございます」

「それ以外に何か要望とかないのかな?」

「と、特にはないです」


 いまいち面白味に欠ける回答だが、あまり無理強いするのもよくないだろう。それに、部屋に入ってからずっと勃起しっぱなしだったので、これ以上焦らすと愚息がヘソを曲げてしまうかもしれない。

 ユウナちゃんにシャワーを促し、入れ替わりで筆者も浴びる。その後、室内の照明を暗くしてからベッドイン。


「じゃ、優しくするから安心してね」

「は、はい、お願いします」


 窓の外から入ってくるネオンの灯りで、彼女が恥ずかしそうに目を瞑るのが分かった。


クックック、なかなかウブな反応じゃねぇかっ!!


 ド淫乱な女性とのエッチも大好きだが、こうした初々しい反応も嫌いではない。こういう女性を絶叫させたり、連続で何度もイカせるというのもエッチの楽しみのひとつだろう。

 チュチュっと軽めのキスを終え、彼女が体にピシッと巻いていたバスタオルをそっと取り去る。


ぐぬぬぬぬッ!!


 ユウナちゃんの胸は、ほとんどなかった。誤差とも言えるレベルでわずかな弧を描く膨らみ。その頂点に小さめの乳首があるだけだった。


う、嘘だよね? こんなデブ体型でAカップもないだなんて!?


 仰向けになっているからかもと思い、手の平を使って横乳を寄せてみた。


な、ない!?


 どれだけ寄せてみても、手を動かしても、手の平にあたるのは固い脂肪の塊だけだった。


はぁぁぁぁ、デブ貧乳だったのかよぉ…。


 まっ、過去に何百匹もの化け物クラスと対戦してきた筆者からしたら、これくらいは想定の範囲内だ。

 気を取り直し、適当に乳首をチューチューレロレロ。乳首を吸いながら右手を股間に伸ばしてみると…。


カッサカサじゃん!!


 心がこもっていない手抜き愛撫のせいかもしれないが、ユウナちゃんのマンコは見事に乾ききっていた。

 ますますやる気が削がれてしまったが、いまさら後には引けない。クンニを開始するべく、体勢を入れ替えた。


むわァぁぁぁぁぁぁん


 彼女の股間から、刺身が腐りかけたような匂いが漂ってきた。


あれ? さっきシャワー浴びたばかりだよな?


 ボディソープの残り香はまったく感じられず、ただただ生臭かった。


はぁ、どれだけダメ押ししてくれるんだよっ!!


 無償の愛の伝道師を自称する筆者だが、ハズレ要素をこうも連続で叩き込まれれば、愛情を込めてマンコを舐めることは難しい。

 マンコから少し顔を離し、目を瞑って精神統一。脳内で梅干しを想像し、口内に唾液を溜めていく。

 そして、クリを舌先でチョロチョロッと舐めながら、ゆっくりと唾液を垂らす。本当ならペッとツバを吐きかけたいところだが、さすがにそんな無粋な真似はできなかった。

 ということで、“ゆっくり”と唾液を垂らし、マンコをズブ濡れにしていく作戦に。

 マン臭を吸い込まないよう口で呼吸しながら唾液を垂らし、それが終わると手マンを開始した。いつもならクリ舐めと同時に手マンするところだが、この時は上体を起こして手マンのみ。

 たっぷりと唾液を垂らしていたおかげで、指はすんなり入った。Gスポット周辺を丹念に刺激すると、不規則にキュキュッと収縮を繰り返してきた。

 ユウナちゃんの呼吸も荒くなり、それなりに感じ始めているようだった。

 ここでふと愚息に目をやると、完全に縮こまっていた。

 エロいとかセクシーといった要素がまったくないので、愚息がふて寝を決め込むのも当然だ。


こ、このままでは帰るに帰れない!!


 いくら相手がハズレだとはいえ、射精もせずにホテルを出れば、恥をかかせてしまうことになる。固く目を閉じ、右手で手マンしながら左手で愚息をシコり始める筆者。すると、


ムクムクムクっ!!


 すぐにフル勃起した。なんて扱いやすいチンコなんだろう。


今しかないっ!!


 すぐに右手をマンコから引き抜き、大急ぎでコンドームを装着した。

 

「じゃあ、ゴムを着けたから入れるね」


 しかし、このまま正常位で腰を振っても、スグにいける自信がなかった。


「後ろから入れたいから、四つん這いになってくれる?」


 そう彼女に指示し、後背位で挿入。ところが、


入れた途端に、またビックリ!!


 手マンしている時から“もしや”と思っていたが、案の定ユルマンだった。

 ここで焦ると、愚息がまた縮こまってしまう。慌てることなく、脳内で妄想し始めることにした。

 おかずは、筆者が学生時代にもっとも使っていたものだ。それは、聖子ちゃんと明菜ちゃんのふたりを同時に相手するという3Pもの。

 このシチュエーションで、いままで何度シコったことだろう。久しぶりに妄想したが、愚息はあっという間に硬度を増していった。


ヨッシャ! この調子ならサクッとイケそうだ!!


 ユウナちゃんのデカいケツをワシ掴みし、ラストスパートをかけようとした。


ザラ、ザラっ!!


 手の平に異様な感覚が伝わってきた。恐る恐る目を開けて確かめると、彼女のケツ一面は…


吹き出物だらけだった!


汚ねぇ、ケツだなぁ、おいっ!!


 慌てて両手を離すと、自分の腰に手を当て、ノーハンドでピストン。

 しかし、“汚ケツ”を目の当たりにしたダメージはでかく、せっかくの射精感が遠のいてしまった。

 そこで、さっきの妄想3Pに奈保子ちゃんを追加し、4Pをオカズにすることにした。

 聖子ちゃんと明菜ちゃんに左右の乳首を舐めてもらいながら、奈保子ちゃんにパイズリしてもらう。


ふぅ。


 こうして、無事発射することができた。

 連絡先など交換せずにホテルを出ると、「じゃ、俺はこっちだから」と駅に向かう彼女とは逆方向に進み、そのまま分かれた。

 筆者のエッチは、最初に宣言した通りの優しいエッチだったのだろうか…。乱暴な愛撫などしていないつもりだが、心がこもっていないおざなりな愛撫だということは伝わっていたかもしれないなぁ。

(文=所沢ショーイチ)

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