夏真っ盛りであるが、コロナの影響もあり思うように夏を楽しめている人は少ないのではないだろうか。
夏といえば怪談。ということで純粋なホラーとは異なるものの遠からず近からずの陰鬱な作品を紹介しよう。
『クライミライ』だ。FlyingShine黒から2004年にリリースされ、ハードな凌辱ものとして第1作目の『アカルイミライ』から続く人気シリーズ第2弾である。
エロアニメ版はミルキーズピクチャーズより2006年に全2巻リリースされている。
謎の診療クラブ…15年前の事件…学園に巻き起こる陵辱の惨劇!!新聞部長・英田楓は取材活動に明け暮れていた。楓と同棲している紫苑は、同級生から診療クラブへの誘いを受ける。しかし、診療クラブの実態は弱みに付け込み、女を餌食にしていく狡猾な集団だった。楓ら新聞部はこの謎を解明できるのか!?そして紫苑の運命は…
アニメ版はエロ中心のため、ストーリーは原作を軽くなぞった程度だ。正直かなり中途半端な展開なのだが、細かいことは気にしてはいけない。それ以上に問題なのは作画だ。
1巻はかなり難がある。作画崩壊とまではいかないのだが、純粋に絵が下手に思える。影がないというか、なんとなく凹凸を感じさせないのだ。しかし、2巻になると劇的に改善される。影も、目の輝きも、髪の艶もしっかりと描きこまれるので、観ていて安心だ。
しかし、エロのほうは両巻とも十分に楽しむことができる。和姦はひとつもなく徹底的に陰鬱な展開が続くが、巨大な浣腸が登場するシーンは必見だ。
好き嫌いがはっきり別れる作品ではあるが、歴史ある作品だ。エロゲーファン、ないしエロアニメは一度は必ず鑑賞しておこう。『The Best』版には追加映像もある。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちら!】
・クライミライ 1 淫惨なる過去
・クライミライ 2 生け贄たちの…現在。