由美の告白(取材・文/川田拓也)
【告白者プロフィール】
由美(20歳・女子大生)/東京都在住。T155・B85・W61・H88(cm)。実家のある愛知県から上京し、ひとり暮らしをしている女子大生。処女喪失は中2で男性経験は4人だという彼女。それまで、アブノーマルなセックスといえばカーセックスくらいしか経験がなかったそうだが……?
※ ※ ※
「ねぇねぇ、由美ってさ、変態っぽいセックスとか興味ないの?」
付き合い始めて2年になる同い年の彼氏、タツヤが私に聞いてきました。
(うふふ、タツヤ……SMっぽいことしたい、とかって言いだすのかな)
なんて思いながら、
「え~、例えばぁ?」
と聞き返したんですが……返ってきた答えにビックリ!
「例えば……乱交とか?」
驚いた私の顔を見て、タツヤはニヤニヤ笑っていました。
それまでの交際で、彼が自分の欲望を最優先するワガママな性格であることは重々承知していたつもりです。
ですが、まさか乱交したいと思っていたとは想像もしてなかった私。
しかも彼、
「ネットでこんなサイト見つけちゃってさぁ」
ノートパソコンで乱交サークルのHPを開いて私に見せてこう言ったんです。
「実はもう、申し込んじゃったんだけどね、えへっ」
(えへっ、じゃないよ!)
閉じた唇の右端から舌を出し、いたずらっ子のような表情をするタツヤ。飽きれて、
(こんな男とは別れた方がいいかも)
なんてことも頭に浮かびつつ押し問答し、「頼むよぉ」「やーだ」なんて攻防を30分ほど繰り広げたのですが……。
「分かった……でも参加するのは一度だけだからね」
「え、マジ? ラッキー!」
最終的に彼の提案を受け入れたのは、必死の説得に根負けしたから……なんていうのはウソで、話しているうちに、
(乱交ってことは……カレシ公認で、違うオチ〇チンを何本か同時に味わえるってことよね?)
って思ったから。
正直言うと、タツヤって少し早漏気味で。エッチしても欲求不満で終わることが多かったんですよね(笑)。
そんなこんなで、乱交パーティ当日。
タツヤに連れられて向かったシティホテルのスイートルーム。そこには、私たち以外にふた組のカップルがいました。
私を含め、女子はみんな20代前半。男子はタツヤが最年少で20歳。あとのふたりは20代後半と30代前半で、サラリーマンだと言っていました。
(ふたりともタツヤと違って大人って感じだなぁ……やば、なんか超緊張してきちゃった)
元々セックスは好きな方だし、カレシ公認で浮気ができる、なんて軽く考えていた私ですが……いざ現場に来てみるとドキドキが止まりません。
「初めまして、タツヤって言います。こっちは彼女の……」
「ゆ、由美です……よろしくお願いします」
「あはは、まあ、硬くならずに。お酒でも飲んで、リラックスしてよ。お酒が苦手だったらコーラもあるけど」
6人の中で一番年上の……山本さんと名乗る30代の男性が私の横に座り、缶のカクテルサワーとコーラを差し出しました。
「あ、じゃあ……お酒、いただきます」
そして、山本さんと話をし始めて、2本目を飲み始めたころ……。
「始まったみたいだね……ほら、見てごらんよ」
山本さんが私の後方に目配せしました。つられて後ろを振り返ると……。
いつの間に? って感じで、タツヤが山本さんの彼女にフェラをしてもらっている真っ最中だったんです。
タツヤは目をつぶって口を開け、発射しちゃうそうなくらい気持ちいいのを必死で堪えてるって感じの顔。
目の前で彼氏がほかの女性にフェラチオされてる。そんな、カルチャーショック的な光景を見て、私の中に浮かんだのは……嫉妬心というより、
(せっかくだもん……私も楽しまなきゃ)
って好奇心でした。
「山本さん……私の相手、してくれますか?」
「もちろん」
私は自分からキスし、山本さんに体を預けました。
山本さんは承知したとばかりに私を抱きしめ、まずは服の上から胸をゆっくり揉みしだき、やがて一枚一枚脱がせながら全身を丁寧に愛撫し始めました。
経験が豊富なのでしょう。山本さんは愛撫がすごく上手。敏感なところに触れられる度、体がピクッと反応してしまいます。
「敏感だね、感じているところを彼氏に見せつけちゃおうか」
山本さんは私のパンティを脱がすと、山本さんの彼女さんをバックから突いているタツヤに見えるよう、足を大きく持ち上げました。
「なんだよ、嫌がっていた割に楽しんでんじゃん」
濡れ光る私のオマ〇コを見て、タツヤはからかうようにひと言。
羞恥心と背徳感も入り混じったなんとも言えない感情に、私の興奮はさらに高まっていきました。
すると……。
「いい感じに体が温まってきたみたいですね。僕たち参加させてくださいよ」
20代後半の男性とその彼女が、両足を広げられた恥ずかしい姿の私の方へ近づいてきたんです。
そして、とうとう私は3人から同時に責められるハメに!
山本さんが指でオマ〇コをズポズポすると、もう1人の男性がクリを擦り、その彼女が私のオッパイを揉みながら乳首を吸ってきました。
全身の至るところを同時に攻められて、もう私の頭と体はパニック状態。
今まで経験したことのない強烈な刺激に、ただ体をヒクヒクさせるばかりでした。
ところがこのとき、私の体にもうひとつの異変が起きたんです。
緊張をほぐすためにお酒を飲んだのがいけなかったのでしょう、もよおしてきちゃって……。
「ト、トイレ、行かせて。オシッコ、出ちゃう……」
息も絶え絶えに訴えかける私。でも、みんな愛撫の手を緩めようとしません。
「何言ってるの? トイレはここだよ。遠慮せずに全部だしちゃいなよ」
山本さんがそう言うと、もう1人の男性がすかさずお風呂場に行き、洗面器をもって戻ってきました。
それを見た山本さんは指の動きをさらに早めてきて……。
「ああ、もうダメ、出る……出ちゃう……!」
ついに私は、洗面器目掛けて豪快にお漏らししてしまったのです。
ところが、恥ずかしさのメーターを振り切ってしまうと、怖いもはなくなって……。
タツヤの見てる前で他の人に愛撫されてお漏らししてしまうという最大級の恥辱を経験した私は、その後吹っ切れたようにセックスを楽しみ始めました。
山本さんに馬乗りになって騎乗位セックスをしながら、もう1人の男性にフェラ。
山本さんが発射すると、すかさずもう1人の男性にバックから突いてもらうといった具合。
さらに、気づけば女同士でキスしたりクンニしあったりとレズまで体験して……初めての乱交は大興奮のうちに終了。
「なんか、俺より楽しんでなかった?」
「そんなことないわよ、もう誘ってきても行かないからね」
「またまたぁ、ウソばっか」
「ホントにこれっきりだから」
ホテルを出て、みなさんと別れてからタツヤとはこんな会話になりましたが……舌の根が乾かない2週間後、自分でネット検索し、単独女性OKの別の乱交パーティに参加したことは、タツヤには内緒です(笑)。
(文=川田拓也)