近親相姦はやってはならない……というのは社会の通念でありタブー中のタブーだが、実は刑法上の罰則がないということは知っているだろうか。
なぜ近親相姦が人類のタブーとなったのか、その起源には様々な説があってはっきりとは分かっていない。しかし日本の刑法上、近親相姦が罪になることはない。未成年との淫行は厳しく取り締まられてしまう一方で、近親相姦は単なるモラル違反でしかないのだ。
よく耳にするのが、近親相姦をすると血が濃くなりすぎて障害を持った子供が生まれるという話。実はこれも正確なことが分かっていない。検証しようにもデータが少なすぎるそうだ。近親相姦をタブーだと植え付けるために生まれた話にすぎないという説まである。
その真意はさておき、近親相姦はエロゲーの世界では、テーマとしてよく取り上げられる。今回は、Animのロープライス抜きゲーを原作にしたエロアニメ『息子の友達に犯されて』を紹介しよう。
以下が公式の紹介文である。
仕事に没頭しがちだが妻を労わる夫と、少し内気でも心優しい一人息子に囲まれたごくごく平凡な家庭。穏やかな毎日を送る芹宮蓉子は幸せだった。
でも…。
近所でも評判のおしどり夫婦が実はセックスレスだなどとは他人の誰にわかろうか! スカートをたくしあげ下着の上から股間をいじりだす蓉子。いつも自分で慰めるしかなかった。
そんなある日、息子が家に友達を連れてきた。息子の友達は美しく、なにより優しかった。だが蓉子は知らない。その友達は蓉子を貶める悪魔の本性だったのだ!! そしてその魔手は息子にまで…。
要はセックスレスで欲求不満の人妻を狙ったNTRものであり、最終的には息子と母親の近親相姦に至る物語である。特徴的なのは、主人公は友人の母親と、友人は主人公の母親と肉体関係になるという点だ。物語の最終局面で近親相姦となるものの、それまでは二つの親子の関係がクロスするというやや特殊な関係性が主軸となる。
物語の展開に過不足なく、作画が著しく崩壊するようなこともない。エロシーンも豊富だ。しかし、エロゲー原作のキャラデザとはかなり異なる。
原作はエロアニメ版よりも劇画タッチである。しかしエロアニメ版はそれがデフォルメしてしまったようなキャラデザとなっているのだ。ここだけ唯一懸念点ではあるものの、柔らかいタッチのアニメ絵が好きということであれば問題はない。
なぜふたつの親子が交差する関係になったのか、最終的に全てが判明する。超展開ではあるものの、オチもまとまっているので物語としても楽しめるだろう。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちらから!】
・息子の友達に犯されて