筆者は昔から性欲が旺盛な方で、デリヘルの業界に入ったのも「ちょっと美味しい思いができるんじゃないか?」というなんとも単純な理由だった。
店舗責任者になったことで、“ちょっと”どころではなく美味しい思いをしまくったのは、このコラムを読んでくれている読者の皆さまはご存じだと思う。
今回は、そんな私も驚いた、性欲が強いギャルキャストとのお話だ。
【風俗嬢と体の関係~アンリの場合~】
梅雨入りし、本格的に雨の日が続く6月中旬。
梅雨のジメジメ感に似合わない、派手な金髪の女のコが面接に来た。
「よろしくおねがいしまーっす!」
「あはは、元気がいいね。よろしく」
「えへへー。よく言われます!」
顔をくしゃっとさせ、無邪気な笑顔を見せる彼女の名前はアンリ。
髪を緩めに巻き、下着が見えそうなくらい短い黒のワンピース姿だった。
化粧は濃いめだが、目鼻立ちは整っていて、素材としては悪くない。
タイトなワンピースで丸分かりとなったボディラインが、エロさを引き立てていた。
「今までに風俗の経験はあるのかな?」
「そうですね。半年くらい前からやってます!」
「なるほど。ちなみに、働く理由は聞いても大丈夫?」
「全然大丈夫ですよ! って言っても、趣味の延長みたいなもんですけど(笑)」
「趣味の延長?」
思いがけない言葉に声が裏返った。
アンリはそんな私を見て笑いながら続けた。