※イメージ画像:Thinkstockより
世間は狭いなと感じる瞬間は意外に多い。友人の知り合いが親戚だった、上司の友達が憧れのバンドのメンバーだった、なんて話もあるだろう。
こうした話の多くは日常生活におけるものだろうが、まさか出会い系で感じることになるとは思わなかった…。
私が大学生だったころの話だが、当時、出会い系サイトを利用していろいろな女の子と遊んでいた。ある日、サイトで知り合った女子大生のはるかちゃんと飲みに行くことになった。
当日、私は待ち合わせ場所に向かった。はるかちゃんの顔はプロフィール写真で確認していたので、探すのは簡単だ。しばらく待っていると写真の女の子と似た子がこちらに向かって歩いてきたので、確信を持って声をかけた。
「はじめまして。出会い系の拓です。はるかちゃんですか?」
「あっ、そうです。よろしくお願いします!」
はるかちゃんは、少し緊張しながら挨拶。写真を見た時にも思ったが、ロングの黒髪がとても綺麗で、おっとりした雰囲気も私の好みだった。とりあえず、あらかじめ予約しておいたイタリアンのお店に行くことにした。