女優の吉岡里帆(25)が連ドラ初主演を務める新ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)が16日に15分拡大でスタートし、初回平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。劇中では視聴者を驚愕させる吉岡のストリップシーンが飛び出し、ネット上では「エロかった」との声が続出するなど数字以上に話題を呼んでいる。
同作は人気同名コミックを原作にしたラブストーリー。自己評価が低すぎるために挙動不審になってしまう主人公・小川今日子(通称・キョドコ)を吉岡が演じ、二人の対照的な男性の間で揺れ動くという物語だ。
いわゆる「三角関係モノ」でありふれた内容かと思いきや、登場人物やストーリーは通常の恋愛ドラマと比べると異色。今日子は大学時代にイジメられていた過去があり、そのイジメの首謀者はなんと当時の恋人・星名(向井理)。星名は依存心の強い今日子を精神的に支配し、DVまがいの行為で苦しめることに喜びを見出すという超サディストだった。結果、今日子は星名と別れてからも自分にまったく自信が持てないというトラウマを抱え、彼に対する気持ちも吹っ切れずにいる。
初回では、今日子が職場の先輩に誘われて人生初の合コンに参加。「ありのままの自分を好きになってくれるなら、誰でもいいから付き合いたい」と口走って周囲をドン引きさせ、それに厳しい言葉を投げかけた漫画編集者の吉崎(桐谷健太)に「この人なら自分を変えてくれるかも」と感じ、いきなり交際を申し込むが断られてしまう。
だが後日、今日子は街で吉崎と偶然再会。吉崎と話しているうちに、過去を吹っ切ろうと前向きな気持ちになる。ところが、今日子が自分を変えようと動き出した途端に星名と衝撃の再会。皮肉にも今日子の会社に星名が出向してきてしまい、彼女を引き戻そうとする星名の“魔の手”が迫る…という筋書きだった。