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『ブラジル・リオデジャネイロの世界最悪スラム売春街に潜入(前篇)』はコチラ
スラム置屋に咲いた花。かわいい嬢をやっとの思いで発見
ひとだかりは彼女の前にできていた。こんなに若くてかわいい嬢はほかには見当たらない。当然だろう。ぼくもその群衆に加わって彼女を眺めた。2人組の男性客が飲んでいるテーブルとダンスフロアを行ったり来たりしながら踊る彼女。
店内には褐色肌の幼い見た目の嬢もいた。彼女も接客していた。
話しかけてみたい。でも接客してるしどうしよう…。
タイミングを見計らいながらしばらく様子をうかがったが、状況は変わらない。
「いやぁ~やっぱりあの白い方、いいっすね!」
Sは楽しそうな笑みをうかべていた。
「そうだね。ぼくもそう思うよ」
さて、どうしたものか。しばらく見ていても、彼女たちと一緒に飲んでいる男が部屋に行く気配は一向にみられない。このまま眺めていてもなにも始まらない。Sがトイレに行って不在にしている間に、勇気を出して店内に入った。ここでも群衆からの視線が突き刺さる。なんだか恥ずかしい。でもどうせ2度と会うことがないやつらだ。
「ムイートボニータ! 君とファックしたいんだけど」
バーの中は大音量の音楽。彼女にちゃんと聞こえるように大声でそう話しかけた。英語はまったく通じないので、数少ないポルトガル語のボキャブラリーを使って。
「いくらなの?」
「50レアルよ」
事前に確認していたほかの嬢と同じ値段だ。横目で彼女が接客していた男性客の様子をうかがった。邪魔して怒らせてしまうような事態は避けたい。ここはほとんどスラム街。場所が悪い。
心配をよそに、男性客たちは楽しそうに飲んでいた。ぼくが彼女と会話しているのを気にしている様子はない。良かった…。