19日深夜放送のバラエティ番組『悪魔のカンペ』(日本テレビ系)で、タレントの菊地亜美(25)が見せた“芸能人根性”が話題になっている。
この番組は、メーンキャストのお笑い芸人・堀内健(46)、大久保佳代子(44)、陣内智則(41)の指示でスタッフが書いた“カンぺ”に対し、ターゲットのタレントがどのような行動をするのかをモニタリングするというもの。カンペとは、カメラの脇から出演者に見せる、セリフや進行内容などを書いた指示書のこと。番組を滞りなく進めるためには不可欠なもので、タレントにとって無視できないものだ。
いわばスタッフに扮した堀内らのムチャぶりに、どれだけ応えるかが試された菊地。ほかに、あばれる君(29)やトータルテンボスといった芸人らが実験台となったが、中でも爪跡を残したのが菊地だった。
というのも、あばれる君らは偽番組のロケ収録中にカンペが出されたが、菊地は打ち合わせの段階から無理難題を押し付けられるパターンに挑戦。カメラが回っていない状況を考えれば、スタッフのムチャな要望に応える必要もないと思われるが、そこでも彼女は持ち前のガッツを見せることになった。
こっそりと提示されたカンぺには、「セクシーな吐息を漏らす」「白目をむいて返事をする」といった軽めのものから、打ち合わせ中にもかかわらず「ハイボールを頼む」や「突然ギャラ交渉をする」など、ややハードなものが。しかし、菊地は何ひとつ疑う素振りも見せず、いずれの指示も忠実にこなした。
「株で600万負けたと電話で聞いて落ち込む」という明らかに不自然なカンぺに対しても、電話がかかってきたことを装い、さり気なく肩を落とした菊地。そんな彼女の姿を、大久保らは「うまい!」「芸能人の鑑」だと称賛し、ネット上の視聴者も「さすがだな」「ここまでできるのはすごい」と感心したようだ。