先日、あるデリヘルで働いているナナちゃんという22歳の女の子を取材した。その店はコスチュームに特化していて、自称アニメオタクの彼女は「いろんなアニメキャラのコスプレができて楽しそうだから、このお店で働こうと思った」と話していた。ちなみに、ナナちゃんはコスプレイヤーでもあり、休日はイベントに参加するし、「本格的にコスチュームを作ると、製作費が…(苦笑)」ということで、風俗で働いている理由も教えてくれた。
筆者の取材経験上、女のコが風俗で働く際の店選びで“店のコスプレの種類”を重要視することは少なくない。それは、風俗という精神的重労働の中での楽しみという意味もあるのだろう。また、ある女の子いわく、「働く時って、普段の自分から風俗嬢に切り替えなきゃいけないんです。だから、私は普段は着ないランジェリーを選んだりします。コスプレは“自分が風俗嬢になれるアイテム”として、ありがたい」とのことだ。
しかし、その一方で、池袋の熟女デリヘルで働く44歳のアケミさんは、「やっぱり似合う、似合わないってあるじゃない? たとえば、アタシなんてセーラー服を着たら引かれちゃうよ? 自分で鏡を見てドン引きしたもん(笑)」と語る。つまり、年相応というやつだ。たしかに、熟女・人妻風俗店でのコスプレは難しいと思う。筆者のように風俗に非日常を求める人も多いと思うが、そこであまりにも現実とかけ離れたものを提示されても興醒めしてしまう。
それでは、熟女・人妻に似合うコスプレとは何なのだろうか? ということを考えながら、筆者がプレイしたのが、神奈川県某所にある人妻・熟女専門の店舗型ヘルスだ。