そして、今、松戸・柏周辺でこのジャッピーナたちが暗躍しているという話をよく聞く。街頭で男に声をかけて援助交際を交渉し、先に金を受け取っておいて手コキ程度で済ませるのだ。中にはなぜか意識朦朧となって金銭を奪われる被害もあったとウワサされる。薬物な何かを仕込んだのだろうか。しかし、状況が状況なだけに被害者男性は泣き寝入りするのみらしい。
これは、母親を弄んだ日本人を憎んでいるからなのか? 世代越えのリベンジなのか? しかしながら、周辺に住む住民の間では、こんな声もある。
「そういうことをするのは確かに問題。でも、彼女たちはフィリピン人とのハーフということで普通のバイトで採用されなかったり、大学を出たとしても就職できないことが多い。もちろん企業はそうは言わないけど、人種的なことや時代背景もあるでしょう」
もちろん売春行為や強盗行為を庇護するつもりは一切無い。しかし、“社会の被害者”は誰なのだろうか? そんな拭い切れない疑問が少しだけ残るのである。
(文=子門仁)