タレントの里田まい(30)が所属するアイドルユニット『カントリー娘。』が、Berryz工房の“ももち”こと嗣永桃子(22)らを新メンバーに迎えて『カントリー・ガールズ』に名称を変更し、再始動することが5日に発表された。これにファンの間からは期待と不安の入り混じった驚きの声が多数上がっている。
それというのも、カントリー娘。は数々のトラブルに見舞われた“悲劇のグループ”として知られ、ファンからは「呪われている」とウワサされたこともある。メジャーリーガー・田中将大の妻となった里田が芸能活動のペースを落としている現状から考えて、このままグループはフェイドアウトすると思われていたからだ。
カントリー娘。は1999年に「半農半芸」をコンセプトに結成され、田中義剛が経営する花畑牧場で働きながら芸能活動をするという独特のスタイルだった。結成当初は小林梓、柳原尋美、戸田鈴音の3人組ユニットだったが、デビュー直前の99年7月に柳原が作業中の交通事故で急死。その約1ヵ月後には初代リーダーの小林が、カントリー娘。加入前の17歳当時にヘアヌードになっていたことが発覚し、直後にグループを脱退する騒動が起きた。
その後は残されたメンバーの戸田(りんね)がソロプロジェクトとしてグループを続け、数ヵ月後に新メンバー・あさみが加入。当時人気絶頂だったモーニング娘。の石川梨華をゲストに迎えて華々しくメジャーデビューを果たすも、石川がセンターで他のメンバーはあまり目立たず、どこか暗い影がつきまとった。02年には前述の里田が加入するが、同年に入れ替わるようにしてりんねが卒業し、結成から3年でオリジナルメンバーが消滅。03年に新メンバー・みうなが入り、再び3人体制に戻るも人気は低空飛行となり、07年にはあさみとみうなが卒業。それでも里田は「このグループを守りたい」として“おバカキャラ”でブレイクした後も一人でユニットを存続させた。
卒業後のメンバーは表舞台から去った者が多いが、みうなが今年10月に謎の8人組現役尼僧アイドル「アマゾネス」のリーダーとして芸能界に舞い戻るなど意外な活動を続けているケースもある。メンバーの事故死、ヘアヌード、相次ぐ脱退…あまり成功したとは言い難いグループだが、その人気や話題性に比べるとあまりにも波瀾万丈。「呪われている」という言葉がファンの口から出てくるのも理解できるだろう。