キャバ嬢に失礼!? 芸能界引退を予告したmisonoの迷走っぷり

 17日に放送された『今夜くらべてみました わがまま美女9人SP』(日本テレビ系)の中で、歌手のmisono(29)が「来年引退します」と告白して話題になっている。もともと、芸能活動は30歳までと決めていたというmisono。所属事務所のエイベックスにもそれを伝えていたようだが、「misonoは芸能界しか無理」と言われるのが悔しくて、テレビで言って辞めようと思っていたという。

 「芸能界じゃなくてもいけるという気持ちが、どんどん強くなってきた」というmisonoだが、「何したいの?」という問いかけには、「一発目はキャバ嬢から」と答えてスタジオを騒然とさせていた。その理由を「一回ナンバーワンになってみたいんです、何かの世界で」と説明し、芸能界では一番になるのは無理だと思ったことでキャバ嬢でのナンバーワンを目指すようだ。MCのフットボールアワー・後藤輝基が諭すように「キャバ嬢言うたって大変やで」「自分のことを言いたい人はキャバ嬢になれない、聞き上手やないとあかん」と、misonoには向いてないことを示唆したが、misonoは「もし合ってないとしても、うちは(芸能界を)一回辞めてやってみたいんですよ」と決意が揺るがない様子を見せた。さらにmisonoは、「“幸せってなんだろう”みたいな」と人生の意義を考えるようなコメントまで。

 本人の口から飛び出した引退宣言に、ネット上では「チャレンジ精神を忘れないのはmisonoらしい」「応援してたのに、さみしいな」など惜しむ声が上がっているが、「真剣にやっているキャバ嬢に失礼すぎる」「すでに年齢的にアウト」「何の世界でも一番になるなんて簡単じゃない」と、安易な転身について指摘する声も上がっている。

「“一発目”というのが、すでにキャバ嬢に専念する気がないように聞こえますし、そもそもなぜキャバ嬢なのかはわからなかったことがネット上での批判を強くしているようです。しかし、『あと1年』と区切ったことで、これからはなにをやるにしても『芸能界最後の…』と銘打つことができる。2006年に、日本ハムの新庄剛志が開幕直後に引退宣言をして、ファンとマスコミの注目度を格段に上げたことがありましたが、それと同じ手法ですね(笑)」(芸能ライター)

 歌手の倖田來未の妹として知られるmisonoは、現在活動休止中のバンド「day after tomorrow」のボーカルおよび作詞を担当する歌手活動のほか『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)などのバラエティ番組にも積極的に露出。バラエティエティタレントとしても知名度を上げていた。

「本業の音楽活動のほうは不調で、バラエティ番組では『CDを出すと赤字になるので、バラエティの露出で補填しろと事務所から言われている』と明かすなど、苦しい状況であることを伝えていました。以前にはブログやTwitterで事務所批判を展開し、昨年セミヌード写真集『悪い見本~よい子はマネをしないでください~』(ワニブックス)を出版した際も『会社は動いてくれてないから自分で売らなきゃ駄目だから…』とツイートするなど、『孤立しているのでは?』という見方も多かった。激やせと激太りを繰り返すなど、精神的に不安定なのではともささやかれていました」(同)

 misonoはTwitterで「ずっと言い続けてきた事だし昔から決めてた事だしmisonoはネガティブ&マイナス思考だけど落ち込んでる時に出した答えでもないし今、病んでる訳でもないから!」と『今夜くらべてみました』の放送を補足する形でツイートしている。「自分がいなくなってもどーって事ないさ(笑)でもファンに対しては“急にいなくなる”のは良くないし!」ともコメントしているように、ファンのことを考えて事前予告という形を取ったようだ。

「でもここからドンと売れる事もないし消えもしないから“ぬるま湯につかってる”みたいで…これは“負け&逃げ”ではなく挑戦!」「『自分も30歳からは自由になる&好きに生きる』ただそれだけの事!」と決意を語っており、12月31日でTwitterもやめることを明かしている。

 バラエティで見せる明るいキャラクターとは裏腹に、いじめを受けていた過去を明かすなど、ネガティブな一面も隠さないmisono。先月、都内で初の主催イベント『Me-nation』を開催した際には、「姉の七光と言われるから、姉妹コラボ曲を歌うことを今までしてこなかった」と倖田來未を姉に持つ苦悩も明かしていただけに、本人にとって今回の転身はまさに心機一転という意味合いがあるのだろう。ただ、昨年にはブログとTwitterを休止すると宣言しておきながら、ともに再開しているだけに、この引退発言も撤回することにならなければいいが…。
(文=津本ひろとし)

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