嘘をついて仕事をゲット…元人気子役の告白が話題に

1202dabarisa_main.jpg※イメージ画像:『有紗/audrey』イーネット・フロンティア

 芸能人が自らの過ちを告白して反省するバラエティ『有吉反省会』(日本テレビ系)。これまでも、モデルのIVANがゲイであることをカミングアウトしたり、元AKB48・川崎希の夫であるアレクサンダーのチャラすぎる私生活が明らかにされてきた。1日の放送では「経歴を偽装する女」としてタレントのダーブロウ有紗が登場。ダーブロウは芸能界で売れたいがためにホラを吹きまくったが、その結果ボロが出て多くの人に迷惑をかけてしまったと反省した。

 アメリカと日本のハーフで、1998年から出演した『天才てれびくん』(NHK)で子役として人気を博したダーブロウ。その後、「ニコラ」(新潮社)や「ラブベリー」(徳間書店)などの雑誌でカリスマモデルとして活躍したが、成長とともに仕事がなくなり芸能界をフェードアウトしていった。事務所の移籍などを経て10年から芸能活動を再開したが、その際嘘をついて仕事をゲットしていたという。

 まずは、バラエティでアメリカの初代大統領である「ジョージ・ワシントンの末裔」と公言。その肩書きを武器に、数々の仕事を得ていたというが、アメリカ大統領の研究者から「ワシントンに血がつながっている子どもはいない」と否定されていた。そこで、ダーブロウは「ワシントンの妻の、いとこの子どもの9代目」と説明し、最終的には「ジョージ・ワシントンファミリー」と大きなくくりでごまかしていた。

 また、今年はじめにブログでランニング好きをアピールしたダーブロウ。その甲斐あって、大手スポンサーからフルマラソン完走をバックアップする機会に恵まれ、ブログタイトルも「42.19Go」とマラソンを意識したものに変更した。ブログでも意気込みを見せ、雑誌2誌ではフルマラソン完走に向けての連載を持つなど、好待遇の中で10月の大阪マラソンに出場。しかし、完走率95%の大会だったにもかかわらず26キロでリタイアし、「マラソンやったことなかった」と学生時代は帰宅部だったことを明かした。

 これらの“偽装”に「久々にがっつり売名の人ですね」とMCの有吉弘行がツッコむと、ダーブロウは「ちょっとやっちゃいました」と悪びれる様子もなく答えた。ワシントンの件については「親戚が本当だって言ってるので」「その言い伝えを守ろうと…」とあくまで押し通し、「悪質ですよね」と突き放されていた。他にも、キックボクシングとシュートボクシングを「特技」と言いながら、実際は「5回ぐらい通っただけ」というダーブロウ。追い詰められたのか、終盤には「IVANの秘密を知ってる」と、あるミュージシャンを口説いていたことを暴露。さらに、過去にオーディションで一緒になった際にアレクサンダー(元AKB48・川崎希の夫)からナンパされたことも明かしていた。

 そんなダーブロウの姿に、ネット上では「ここまでいくと気持ちいいな」「仕事はとったもん勝ちよ」と、その“手腕”を評価する声のほか、「昔は好きだったのにショック…」「残念な嘘つき女になっちゃったな」などという意見が上がっている。

「唯一本当だったのは“ハーフタレント”という立ち位置だけという、見事な嘘っぷりでした(笑)。ネット上では『昔と変わらずやっぱりかわいい』という声もあるように、ダーブロウはルックスは申し分ありません。しかし、ハーフタレントはいまだに乱立している状態ですからね。筆頭だったベッキーやローラには一時の勢いがないものの、トリンドル玲奈、政治好きで部屋を片付けられない女としても知られる春香クリスティーン、さらにMCのできるSHELLYなど、キャラ勝負のようなところもあります。今回の告白で『あれは嘘だったんですか?』とまたバラエティからお呼びがかかるでしょうから、ダーブロウにとってはチャンスでしょうね」(芸能ライター)

 番組では、有吉から「怒られたりしないの?」とブログの炎上などについて聞かれ、「それもそれでありかな」と受け入れる姿勢を見せていたダーブロウ。さらに、将来は「ザリガニとか挟ませてもらいたい」と“女性版の出川”を目指したいとも語っていた。元モデルのハーフ美女には似つかわしくないような汚れ仕事もこなす覚悟があるということだろうが、それだけ芸能界で生き残っていくために必死なのかもしれない。“嘘つきハーフ”としてブレイクすることを狙っているのだとしたら、そこまで甘い世界ではないような気もするが…。
(文=津本ひろとし)

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