4日に放送され『アウト×デラックス』(フジテレビ系)にミラクルひかる(33)と福田彩乃(24)が出演。以前にも同番組で火花を散らしたモノマネ女王2人による再対決が話題を集めている。
この日の放送でも、前回同様「アウト面会」という、苦手な相手と対峙するコーナーに登場した2人。顔を合わせた瞬間お互い苦笑いを浮かべながらも、先輩としての余裕からか、ミラクルが「こないだは嫌な思いをさせてごめん」と言い寄った。対する福田も、「いえいえ」と余裕の笑みで受け答え。MCの矢部浩之(41)に「(前回の)反響はどうやった?」と聞かれると、「かわいそうって…」と、ミラクルに難癖をつけられた自分に加え、そんなことをしてしまうミラクル自身が哀れまれていると、さっそく上から目線で応えた。
さらに福田は、「昨日、お風呂に入られました?」とミラクルに向かって先制パンチ。実は、この収録の前日に偶然、唐沢寿明(50)の誕生日会で遭遇していたという2人。そのとき見かけたミラクルの髪型が、まったく変わっていなかったことで、福田は、お風呂のことを指摘した。
そんな福田の言葉を笑って受け流していたミラクルだが、誕生日会でのことを思い出すと怒りがこみ上げてきたようで、「女優みたいな顔で座ってるんだよね~」と福田にチクリ。ミラクルは、場の盛り上げ役として若手のようにステージに立ちながら、それを見た福田は「わぁ~、ミラクルさんだぁ~」と、ここでも上から目線で言ってきたという。
その後、ミラクルが福田の女優業について「事務所が大きいもんね~」と嫌味を言うと、福田は「事務所は関係ないと思います」ときっぱり。あくまで自分の力だということをアピールし、かつ、それの何がいけないのか、という態度を崩さない。前回の放送でも、将来は女優としても活躍したいと語っていた福田に対し、「お前はモノマネを利用したんだな」と詰め寄ったミラクルだったが、2人の溝は一向に埋まる気配はないようだ。
番組の後半では、お互いに新作モノマネを披露した2人。以前から、レパートリーがかぶっていることで有名な2人だが、ここでも揃って話題のドラマ『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系)の篠原涼子(39)を披露するというかぶりよう。お互いにさすがのクオリティといったところだが、笑い的には「いとしさと~♪」と懐メロを加えてモノマネをしたミラクルに軍配。さらに、福田のモノマネを参考にしようとするなどのボケを見せたミラクルは大きな笑いを生んだ。
ネット上などの評判を見ても、モノマネタレントとして活躍しながら女優志望という福田に対する声は厳しいものがある。一方で、単なる歌マネとは一線を画すミラクルの笑いを追及したモノマネには賞賛の声が大きい。とはいえ、この番組で福田が見せているキャラが、どこまで彼女の本心なのかはわからない。あれだけモノマネがうまく、女優としても活躍しているのだから、番組内でのやり取りがすべて計算づくという可能性もあるだろう。本当のところはわからないが、キャラを作っていようが本心にしろ、どちらにせよ肝が据わっているのは間違いない。
異様なまでに福田に対抗心を燃やすミラクルと、何を言われてもまったく動じない福田。両極端ともいえる2人だからこそ、この対決は盛り上がるのだろう。現在のところ、モノマネ界特有の慣例から、それぞれ、ミラクルがフジ系、福田が日テレ系と、ものまね特番では住み分けが確立してしまっている。ここまで2人の対決が盛り上がっているのだから、そんな古い慣習など捨て去って、本気のモノマネ対決が見てみたいものだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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