「ギャラ飲み」はどこでどう行われる?一般人がギャラ飲みに参加する方法とは

ギャラ飲みとは?

girlparty0703fla.jpg※イメージ画像 photo by rrogersphotos from flickr

 一見華やかな芸能界。しかし、ごく一部の売れっ子以外は芸能活動のギャラだけでは食べていけないほどの薄給なのが現実だという。

 日々の生活にも苦労するが、顔がバレるのは問題があるためまともなアルバイトもしにくい。そんな状況で、食い扶持を稼ぐためにB級の女性タレントやグラドルたちがこぞって参加しているのが、“ギャラ飲み”と呼ばれる飲み会だという。これは男性の方から小遣いをもらって参加する合コンのことで、アイドルの立場はいわゆるコンパニオンだ。

ギャラ飲みの実態

 合コンメンバーとして参加するだけではなく、自身でギャラ飲みを主催することもあるという現役グラドルのB子(20代後半)が教えてくれた。

「相手は芸能関係者やスポンサー、会社役員などさまざま。相場として、2~3時間の飲み会で一人1、2万円程度のお小遣いがもらえます。食事代は男性持ちだし、体裁は合コンだから接客をするわけでもないし、楽といえば楽なバイトです。もちろん、この金額は無名なタレントの場合で、知名度のある子ならば相場は時価。いま干されているグラドルのH・AやK・Yあたりは1回で30万必要って言ってましたね」

コネさえあれば一般人もギャラ飲みできる?

 以前は、かなり限られた業界関係者だけのものだったという“ギャラ飲み”。今でも一般人の参加は不可能なのだろうか。

「芸能界の裾野が広がったというか、タレントを名乗る女の子の総数自体が増えたというのもあって、“ギャラ飲み”に参加している人と繋がりがあれば、誰でも参加できると思います。ただし、マスコミ関係者はちょっと…」

 ハードルは低くなり始めているようだ。実際にギャラ飲みに参加したこともあるという大手広告代理店勤務の男性から話を聞くことができた。

「仕事で知り合ったあるモデルと、個人的に連絡を取るようになったんです。その子が“ギャラ飲み”のメンバーを集めている子で、何度か飲み会をセッティングしてもらいました。グラビアアイドル、ファッションモデルの他、女性アーティストや元AKB研究生、モー娘。のメンバーとも飲んだこともあります。有名な子になるにつれ、紹介者の取り分が高くなり、元モー娘。のK・Aを呼んでもらったときは本人には5万なんですが、繋いでくれた子には紹介料で10万払いました」

 紹介料を取ることで、飲み会のキャスティングをする子にもメリットがあるのが“ギャラ飲み”の特徴のようだ。紹介料で10万も取られるとなれば、サラリーマンにはおいそれと手の出ない高額な遊びだと思いきや、「男性側も何人かいれば、一人頭の金額は抑えられます。キャバクラをハシゴしたと思えば話のネタになるし、そう高くもない」ということらしい。

 しかし、有名人と飲むとなれば店側や客にバレてしまうと可能性も高い。そういった女性タレントたちとはどこで飲むことになるのだろうか。

「六本木などにある会員制で完全個室の店やカラオケボックスで行うことが多いです。時間をずらして入店し、まるで秘密の逢引きをしているかのようで、優越感に浸れるのも魅力ですね」

 キャバクラならばアフターでそのままホテルに…などという展開も考えられる。“ギャラ飲み”で、お持ち帰りはあり得るのだろうか。

「その日、すぐにというのは無理ですね。1対1じゃないですし、やはりタレントですから周囲の目も気になります。ただ連絡先を交換して、後日会う機会を設けることができれば可能性はあります」

 なんとも羨ましい限りだが、先のアイドル・B子がこのあたりの事情を教えてくれた。

「若い女性タレントたちの多くが、意外に出会いがなくて困っているんです。ファンやスタッフは恋愛対象に入りませんし、気軽に同世代と合コンなどもできません。だから“ギャラ飲み”で、いい人がいれば恋愛に発展することもあります。あとタレントの多くが、愛人を探しているんです。とにかく芸能の仕事はお金にならない。でもオシャレはしなきゃいけないし、つまんないバイトはできない。なので、信頼ができて芸能の仕事に理解があり、月々の生活費を面倒みてくれる男性をグラドルやモデルたちの方から狙っている感じなんです」

 どうやら、今の時代。あのテレビで見かけるアイドルとは、単に会えるだけでなく、それ以上の“オトナの関係”になることも不可能ではないようだ。
(取材・文=ゼウス悟)

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