黒テープ&菱縄縛りの小悪魔ガールがお出迎え
梅雨の晴れ間、暑い日射しが照りつける6月30日、池袋においてフェチ好きが集結するイベント「フェチフェス02」が開催されるとの噂を耳にし、潜入取材を試みた。
「フェチフェス02」は、おそらく世界でも最も先鋭化していると思われる日本が誇る“フェチ”文化を、AVメーカー・アダルト系出版社・エロコスプレイヤー・アーチスト・AV女優が集結し、ジャンルの境界線を超えて発信する即売会&パフォーマンスイベント。今年1月に続いて、2回目の開催だ。
会場の木下スタジオ池袋に到着すると、入り口には長蛇の列が。意外にも若い女性の姿も多いようだ。2階~6階の各フロアには、電車内や牢獄などの様々なセットやブースが組まれており、中でも最上階のパフォーマンスステージでは牢獄セットが組まれ、フェティシュなショーや撮影会が開催された。伝説のストリッパー・ファイヤー・ヨーコ のショーや、高名なパフォーマーの山川冬樹氏の「ホーメイ」を駆使し頭蓋骨の共鳴を骨伝導マイクによって増幅するパフォーマンスなどが人気を集めていた。
全身タイツ、ボンデージ、褌、鼻フック、包帯、ボディピアス、前頭マスク…。出店ブースでは作品の魅力をアピールすべく、商品の内容に即したコスチュームに身を包んだセクシーな女性たちが立ち並び、また別のブースを覗けばエロティックなフィギュアや球体関節人形などが展示されていた。
(TOKYO ZENTAI CLUB)
彼女たちの姿に会場内の視線は釘付けでした
すべてのフロアに人が溢れ、とにかく凄い熱気である。その中を、褌姿や下着姿の女性が堂々と闊歩しているのを見ていると、服を着ている方が異端者であるような気分にさえなってくる。
フェチ系出版社の「三和出版」では、オムツ姿のロリ娘が迎えてくれた。今回はオリジナルプリントの生地から製作したという可愛らしいオムツカバーを中心に、おむつ・おもらし系ムック、緊縛師有末剛による緊縛指南書などを中心に販売していた。本を一冊購入すると、看板娘のオムツ姿の少女に首輪をして会場内を散歩すると言う嬉しい特典が付くという。
また、ロリカルト女優として有名な白玉あもちゃんも大活躍。安達かおる監督率いるマニアックメーカー「V&Rプランニング」のブースでは腕と脚を包帯でぐるぐる巻きにしたダルマ状態で写真撮影に応じ、高濃度フェチメーカー「フェ血ス」ではおもらし撮影会を開催したり、八面六臂の活躍だった。
他にも、DVD購入者に顔面騎乗の特典があるブースがあったり、TENGA公認コスプレーヤーTENGAちゃんのパフォーマンスがあったり、まさにフェチの一大博覧会の様相。
マシュマロみたいにたわわな乳房の感触がタマりません!!
男性一人客はもちろん、カップルや女性同士のグループで来ている人も多かった。来場していた女性に話を聞いたところ「友達に誘われて来た。エッチだけど、陰湿な感じがしないので楽しめた」とのこと。
大盛況のうちに幕を閉じた「フェチフェス02」。次回の開催は来年初旬頃を予定しているが、詳しくはホームページでの告知を参照して欲しい。
普通のエッチにちょっと飽きた方は、一度覗いてみる価値は充分にあると思う。きっと何か新しい発見があるはずだ。
(取材・文=キグチタケシ/写真=FFF(フェチフェスフロンティア))
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