著:林下美奈子/講談社
4月21日に『痛快!ビッグダディ30』(テレビ朝日系)が放送されて以降、マスコミはビッグダディ一家の話題で持ちきりだ。大家族ドキュメンタリーとして異例の人気を誇る同番組だったが、同日放送回でついにビッグダディこと林下清志さん(48)と後妻の美奈子さん(30)の離婚が成立。一家はそれまで住んでいた香川県小豆島を離れ、林下さんは4人の子どもを連れて岩手へ、美奈子さんはまだ幼い末っ子を含む6人の子を連れ宮崎へ移住した。その後、両者がともに「告白本」を出版、握手会も開催することになったうえ、美奈子さんは週刊誌でセミヌードを披露。テレビ番組の枠を飛び越えて、騒動が拡大している状況だ。
4月27日に東京・福家書店新宿サブナード店で初の著書『ビッグダディの流儀』(主婦と生活社)の発売イベントを開いた林下さんは、報道陣の取材に「妊娠する可能性がないセックスには興味がない。人生で避妊をしたのは一度だけ」と仰天告白。同書でもさらに「避妊はしない」との主張を記しているが、この理由は「妊娠する可能性を100%否定したセックスには興味がない」からで、「なんで避妊してまでヤルんだろうと若い頃から思ってました」とも話した。だからこそ10人もの子宝に次々と恵まれたのだろうが、元妻の美奈子さんはそんな林下さんとの情事をこちらも著作『ハダカの美奈子』(講談社)にて、かなり赤裸々に明かしている。
中学二年生の長男を筆頭に、6人の子どもを産んだ美奈子さんは15歳で初めての妊娠を経験した。彼女も子だくさんではあるが、その理由は林下さんのように「自然に任せてヤリたい」からではなく、「性行為の間は自分が必要とされていると感じられた」ためで、人形のように男のされるがまま性行為をし、「そのまま中出しされて」妊娠してきたのだという。しかし前夫の暴力に耐えかねて離婚した後、愛知県豊田市の接骨院で働いていた林下さんと出会い、意気投合。初めてのセックスは、豊田にあるラブホテルだったという。そのときのことを、美奈子さんは
「清志さんとのセックスは、あたしを抱いたこれまでの男とは違った。なんていうか、抱かれると安心する。終わったあとも、このままずっと清志さんの温もりを感じ続けたい」
と述懐している。また、小豆島では当初、2階建ての一軒家に家族で暮らしており、その頃は主に夫婦の寝室がある2階で愛を育んでいたそうだ。美奈子さんは結婚後ほどなくして妊娠したが、これも「結婚するなら作ろう!」とお互いに決意し、排卵日を見計らってセックスをしたという。結果、「百発百中っていうか、一発一中(笑)」で見事赤ちゃんを授かった。ちなみにこの時のことについては、林下さんも過去に週刊誌の取材に応えて「美奈子さんと再婚するやいなや次の排卵日を確認し、長男に他の子供の面倒を任せてホテルに行った」と明かしたことがある。
女性と交際する条件の一つが「俺の子供を妊娠する可能性を拒まないこと」だという林下さんはコンドームも人生でただ一度だけしか使用したことがないという。一般的には理解しがたい性的価値観であるが、そんな彼に惚れ込み「あの人以上にあたしのことを理解してくれて、必要としてくれて、愛してくれる人は現れない」と熱っぽく記す美奈子さんとはその点でもウマがあっていたのかもしれない。
お互いに出版した処女作品の印税は、『ビッグダディの流儀』が15万部発行でおよそ1,600万、『ハダカの美奈子』が30万部発行で約4,000万と見込まれている。お互いに生活が安定すれば、元サヤという可能性もありうる?