歌舞伎町 続・ひよこ組』
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14日、『有吉反省会』(日本テレビ系)に俳優の小沢仁志(50)が出演し、ニューハーフ大好き宣言をした。
「私、小沢仁志は男の中の男という世間のイメージを裏切り、プライベートでニューハーフにハマっている事を反省しに参りました」
『有吉反省会』に出演した小沢は、番組冒頭こう語り、ニューハーフが大好きだということを暴露。さらに、番組では日ごろからニューハーフクラブに出入りしているという小沢を隠し撮り。顔面凶器の異名とはかけ離れた、満面の笑みをニューハーフ相手に見せる小沢の姿を映し出していた。
VTRの中で、オカマちゃんのあらわになったオッパイを前に笑顔になり、オカマちゃんたちに胸ぐらを掴まれ頭を叩かれても笑みを浮かべていた小沢。番組MCの有吉弘行(38)に、「どういったところが好きなのか?」と聞かれた小沢は「楽しいからいいじゃん」「野郎と飲んでるようなもん」とあっさり答える。さらに他の出演者から「女性に興味はないのか?」と聞かれた小沢は、「女はバリバリ」と言い切る。「基本的に人種、国籍、性別なんかは気にしない」と語る小沢とすれば、ニューハーフだろうがなんだろうが、それこそただ「楽しいからいいじゃん」ということなのだろう。
「もちろんこの番組への出演というのは5月に公開される『二代目はニューハーフ』という映画の宣伝でしょう。ただ、この作品は小沢さんが主演監督脚本を務めているということですから、ご自身がかなりニューハーフというものにご執心なのは本当なのでしょうね。VTRで見せていた小沢さんの笑顔は本当に楽しんでいたようでしたしから(笑)」(業界関係者)
芸能界きってのコワモテで知られ、Vシネマの総出演数は500本以上を数えるという小沢。本人も言っていたが“男の中の男”というイメージは、彼のキャラクターそのものといえる。プライベートでも、その男らしさは健在のようで、若いころは、ジャニーズアイドルを何人もシメたという伝説もある。そんな小沢による突然のニューハーフ大好き宣言。ファンならずとも当惑してしまいそうな内容だが、ネットなどでの評判を見る限り、「そのギャップがいい」「小沢さんらしい」「格好いい」といったコメントが多い様子。ファンにとっては、小沢のニューハーフ大好き宣言も飾らない人柄の新たな一面といったところなのかもしれない。
今月4日に放送された『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)で、坂口杏里(22)からうっとりと見つめられながら「こんど遊園地に行きましょう」と告白された小沢は、「絶叫マシーンが苦手だからな~」と照れながら答えていた。そうした一面もまた顔面凶器・小沢仁志のギャップとして、ファンや視聴者から好意的に受け止められているようだった。
自ら監督を務めた『二代目はニューハーフ』の中で、女装も披露しているという小沢に対して、有吉が「映画っていう名目で、単に女装がしたかったんじゃないですか?」と聞くと、「半分はそう」と笑いながら答えていた小沢。そして、自らの女装姿を「何のモンスターかと思った」と言うあたりは、空気が読めていてなかなかバラエティのセンスもありそうだ。今回、映画の宣伝を兼ねた出演でしかなかったハズだが、小沢の「“いかつい”けど可愛らしい、少しだけオネエ風味」というキャラは、インパクトのある画を重視するバラエティ番組との相性はいいように思える。今後、テレビ業界を席巻するオネエ軍団との本格的なカラミがあれば、それが小沢の新境地となったりするのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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