ペニスに手を添えず、口だけで咥えるフェラが人気!?

felatio0404.jpg※イメージ画像 photo by pervert storie from flickr

 女性をジャッジする際、貴方はどの部分をポイントとするだろうか? 顔立ちやオッパイの大きさ、ヒップラインや美脚などももちろん重要ポイントだが、意外と無視できないのが「食事の作法」である。飲み会や合コン、食事デートの際、特に目が行ってしまうのが、女性の「手」にまつわる仕草。食べる時や飲む時に、箸やグラスを持っていないほうの「手」は非常に大事で、そこで品性が決まるといっても過言ではない。スタイル抜群の美女でも、食器に手を添えることもなく犬食いするような姿を見せつけられてしまうと、百年の恋も冷めるというものだ。

 しかしこれが、性的シーンとなると話は別。食事の席では、犬食い女はご勘弁いただきたいが、フェラチオ時は全く逆の気持ちにさせられるから面白いものだ。

 フェラチオ時、ペニスに手を添えられることなく、口だけで咥えられたいと熱望する男性は非常に多い。犬食い状態のフェラチオに興奮が高まるというのだ。

 この男性特有の願望に対して、一般女性たちは首を傾げる。「手を添えない状態でのフェラチオは舐めにくい」というのが最大の理由。確かに、アダルトビデオを観ていても、女優の手が男優のペニスに添えられている作品がほとんどだ。勃起した状態のペニスは、ごく僅かではあるがビクビクと動くため、手を添えたほうが咥えやすいのだろう。また、「手を添えない状態でのフェラチオは、顎が疲れる」と苦言を呈する女性も。そういった実務的な理由で、女性たちは自然とペニスに手を添えるのである。

 男性陣の声もご紹介しよう。女性である筆者にとって意外だったのが、「口だけで咥えられるフェラチオが、肉体的に気持ち良いわけではない」という意見が大多数だったこと。考えてもみれば当然である。いかにテクニシャンな女性のフェラチオでも、舌から受ける刺激なんぞたかがしれている。フェラチオで快感を得るには、「手」のサポートが必要不可欠なのだ。にもかかわらず、何故「口だけで咥えられたい」という願望が沸くものなのか?

 ポイントは、「視覚」のひと言に尽きる。口だけという舐めにくい状態で、必死に咥えるその姿に萌えるというのだ。要するに、アングルがエロいということ。「視覚だけじゃオーガズムは得られん!」と突っぱねる人もいるかもしれないが、これまで手添えフェラチオばかりで、口だけで咥えられたことがないのなら、ぜひ次回のセックス時にお試しいただきたい。新たな刺激を見出せる可能性はじゅうぶんだ。また、照明状態によって臨機応変にチェンジするのも楽しいはず。電気をつけた状態では口だけによる視覚効果を堪能し、電気を消してからは口と手のタイアップ刺激に切り替えるのもアリだろう。

 ここからは番外編。ペニスに添えない手はどうしたら良いのかという点である。多かったのは、「陰嚢愛撫希望」という意見。ペニスを口に含まれた状態+掌で陰嚢を転がされるのは男冥利に尽きる。ただし、セックス経験が浅い女性相手の場合は、少々用心が必要だ。陰嚢がデリケートであるということを理解していない危険性があり、強すぎる刺激に萎えることもあるだろう。

「口だけで咥えられるフェラチオの醍醐味を味わうには、両腕は後ろ手で縛りたい」という声も挙がった。視覚効果に加えて、女性の必死感も増すので、S心も満たされる。ただし、女性の承諾を得るのが難しいのが残念なところ。

 ほか、「オッパイやクリトリスなど、オナニーさせながらのフェラチオ」に興奮するという男性も。アダルトビデオではお馴染みのシーンだ。しかし一般女性からは、「フェラチオに集中できなくなる」と、否定的な意見が目立った。

 食事マナーのように、「箸を持たないほうの手は食器に添える」という共通認識があればわかりやすいのだろうが、フェラチオ作法の価値観は人によって千差万別。だからこそ、フェラチオ相性の合う女性に出会えた時の悦びもひとしおなのかもしれない。
(文=菊池 美佳子)

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