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高島彩(34)が去った後のフジテレビで、新女王の名をほしいままにしていた加藤綾子(27)が、ついに王座から陥落した…。発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が、メルマガ読者アンケートを元に集計した恒例の「好きな女子アナ・嫌いな女子アナ」ランキングを発表した。昨年の一位はカトパンで、オリコンの「好きな女子アナ」ランキングで5連覇を達成し殿堂入りしたアヤパンと同じく、今年もその地位は揺るがないと思われていたが、結果は昨年3位のテレ東・大江麻理子(34)に1票差で惜敗。そのうえ「嫌いな女子アナ」ランキングでは4位にランクアップするなど、盤石に見えたその牙城はわずか一年で崩れかけている。
1位を奪取した大江アナは、『出没!アド街ック天国』などに出演するベテランだが、『モヤモヤさまぁ~ず2』で見せる飾らないリアクションが視聴者にバカウケし大ブレイク。『アド街』『モヤさま』をはじめ、関ジャニ∞の冠番組などバラエティ班での活躍が目立った。一方で、過去には『ワールドビジネスサテライト』土曜版のメインキャスターも務め、池上彰の報道特番や現レギュラーの『田勢康弘の週刊ニュース新書』で番組進行を行うなど、報道・ニュースもできる。アイドルのように振る舞ったり、出たがり・目立ちたがりの女子アナが乱立する中で、彼女の存在は“大和撫子のよう”と崇められている。
「カトパンは惜しくも首位陥落となったものの、1票差の大接戦。折しも、先日マイナビニュースが男性会員429名にとった『好きな女子アナアンケート』では、カトパンが28.2%の支持を集めて1位、大江アナが24.5%で追随するかたちで、まだ王座は守っていた。大江アナが三月からレギュラーをすべて降板してニューヨーク支局に異動となることを考えると、次回の調査ではカトパンが挽回して王座を奪取する可能性は高い」(芸能記者)
しかし「文春」のランキングを見てみると、一概にそうとは言えない。女子アナ帝国だったフジのメンツは2位のカトパン、フリーになった9位のアヤパン以外はランキング圏外。代わりに猛追をかけているのが、3位のTBS・枡田絵理奈(27)、5位の夏目三久(28)、7位の日テレ・水ト麻美(25)だ。この3名、実は全員、有吉弘行との共演経験が豊富である。枡田はロンブー淳や有吉らに「マスパン」と呼ばれて可愛がられ、夏目は『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)での冷静沈着かつ品良いあしらいぶりで人気回復、水トも『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で金曜レギュラーの有吉にツッコまれまくっている。しかし現在、有吉と交際がウワサされているフジ・生野陽子(28)は「好き」圏外ながら、「嫌い」で7位に。アゲチンぶりが発揮されるのはこれからか。いずれにしろ、彼女たちの人気が高まる今、カトパンも安穏としてはいられないだろう。
ちなみに、「嫌い」ランキングの方は、安定のTBS・田中みな実(26)、フジ・高橋真麻(31)がワンツーフィニッシュ。ただ昨年3位の平井理央(30)がフジ退社で大幅にメディア露出が減ったことで11位になったことを考えると、この3月末で退社を予定している真麻も来年にはランキング下位に沈み、新たな「嫌われ女子アナ」が誕生しているかもしれない。かねてよりウワサされているように、カトパンがフリー転身ともなれば、「好き」ランキングにも大きな変動がみられそうである。