男性版・職業別のセックス裏事情

※イメージ画像 photo by snorrem from flickr

 成人向け記事を扱う雑誌でもアダルトビデオでも、女性の「職業別の性事情」を題材にしたものは非常に多い。ナースの性事情や婦警の性事情等々。制服を着る職業だけでなく、保育士の性事情や美容師の性事情が取り上げられることもある。

 対して、男性の職業に焦点をあてたものはほとんど見当たらない。当然だろう。雑誌のエロ記事もアダルトビデオも、男性を対象にしているものがほとんど。男性向けに、「消防士の下半身事情」「鳶職の下半身事情」などの特集を組んでも需要がないのはうなずける。

 しかし、意外においしい思いをしている職業があるかもしれない。逆に、全く女っ気がない職業もあるだろう。そう思うと、若干の興味をそそられる人もいるのではないだろうか? そこで、様々な職に就く男性から、各々の性事情について語ってもらった。

 まずは分かりやすいところから、キャバクラのボーイ。表面的には、「店のキャバ嬢に手を出すのはタブー」が暗黙の了解となっている。当然だろう、キャバクラのボーイがキャバ嬢に手を出すことは、ケーキ屋の店員がひとくちかじったケーキを店頭に並べるようなものだ。しかし実際は、ヤリ放題とまではいかなくても、店のキャバ嬢と肉体関係に発展した経験を持つ者は少なくない。しかもイケメンに限らず、ブサメンボーイですらおいしい思いをしているというのだ。

「女性ばかりの職場に男性が数名だとモテるのは当たり前。たいていはキャバ嬢のほうから言い寄ってくる」(キャバクラボーイ経験者)

 ただし、複数名のキャバ嬢から言い寄られ、それが明るみに出ると面倒が生じることも。

「都心から、郊外の系列店に飛ばされることもある」(前出・同)

 なお、すべてのキャバ嬢がボーイに股を開いているわけではない。各店せいぜい数名程度だ。よって、キャバクラに遊びに行った際も、全キャバ嬢に対して「ボーイのお下がりか」などと思わずにお楽しみいただきたい。

 次に、青果宅配業の男性からのクチコミをご紹介しよう。キャバクラのボーイに比べると、決してハデではないイメージだが、意外にもおいしい思いができるという。「配達先の人妻と肉体関係に発展することは日常茶飯事」なのだとか。なお、本人の名誉のため強調させていただくが、配達中に家にあがりこんで……というケースはいっさいないとのこと。それこそアダルトビデオの世界である。配達で顔を合わせる際はあくまでも連絡先交換だけにとどめ、後日改めてホテルで密会、というのがお決まりのパターンとのこと。

 大学教授はどうだろうか? 例の如く、アダルトビデオや官能小説の世界では、女子大生にハメまくっている作品が多いが……。

「実際にそんなことしたら事件になって、せっかく築いたキャリアが台無し。一定の額を払って、口の堅い愛人を持ったほうが気楽」(某大学教授)

 現役風俗嬢のパトロンをしているという大学教授も。

「一般女性よりも(性に対する)心得があるので飽きないし、ハメ撮りなど過激プレイも楽しめる」

 だったら客として風俗店に行くのも一緒では? と思うのだが……。

 営業職の男性からは、出張先での性エピソードが寄せられている。

「地方のスナックに行くと、何故か首都圏出身のバツイチ女性が多い。自分も東京から来ているという接点だけで意気投合し、ビジネスホテルに連れ込める確率は非常に高い」(営業マン)

 訳あって都会を離れ地方で働くバツイチ女性が、懐かしい東京から来たオトコに股を開くのは自然な流れなのかもしれない。

 営業職といえば、バブル絶頂期の苦い性事情を語る男性も。

「接待の際、取引先の女社長や女性社員の前で、ハダカ踊りや、勃起したペニスでグラスを持ち上げる『ペニス芸』をやらされた」(営業マン)

 包皮の上に亀頭のラクガキをされるなど、散々な経験をしたとのこと。セクハラに対して厳しさが増した今の世には考えられないエピソードだ。

 今回ご紹介したのは、様々な職業のうちほんのごく一部である。「うちの職場はもっと凄い!」という仰天エピソードを持っている人もいるだろう。いずれにせよ、パンツを脱げば付いているものは同じ……といったところか。
(文=菊池 美佳子)

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