東野幸治の背中をエアガンで撃ちまくり、雨上がり決死隊の宮迫博之を車でひきかけながら「殺すぞ!」と逆に声を荒げ、番組収録のロケ中に雨が降るとスタッフに「やませろや!」と理不尽な怒鳴り声をあげるなど、数々の恐怖伝説で語られるダウンタウンの浜田雅功。
しかし、そんな強面の顔はテレビ用で、ひとたびカメラが止まれば礼儀正しく優しいというのが、現在の浜田のイメージではないだろうか。素顔ですらそこまで暴虐無人な振る舞いをしていたら、どんな世界だろうと総スカンを食らうに違いないのだから…。とはいえ、そんな浜田の素顔を知る人は業界内でもホンの一握りしかいない。強面なところも本当は良い人というのも、尾ひれがついたある種の都市伝説に過ぎないともいえる。素顔の浜田とはどんな人柄なのだろうか。実際に浜田の番組に制作スタッフとして加わったことのある人物に話を聞いた。
「浜田さんですか? そりゃもう怖いったらないですよ。挨拶してもサングラス越しにチラッとこっちを見てアゴをしゃくるだけですし、何より“誰もオレに近寄ってくるな”っていうオーラが半端じゃないんです。打ち合わせをしようにも、半ば強引に『もうええから』って強制終了させられますからね。それでも、本番のカメラが回れば、誰よりも番組を理解しているので、その辺はやっぱりさすがでしたよ。収録が終わるとあっという間に帰ってしまうんで、こっちとしては嫌われたかなとか何か不手際があったかなって気が気でないんですけどね。そういうスタイルだと理解できれば、仕事相手としてはすごくやりやすいタレントさんだと思います」(バラエティ制作スタッフ)
また、このスタッフは、浜田の人柄の良さを後輩芸人への接し方に見たと語る。