芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、芸能界の裏側に横たわるオトコとオンナの深い業を掘り起こします。
松田聖子の愛娘、神田沙也加が10月3日から出演予定だった舞台『マクロス ザ・ミュージカルチャー』を急性胃腸炎による体調不良でドタキャン。その後、ブログで仕事復帰を宣言し謝罪したが、ドタキャンの理由にはさまざまな憶測が飛び交っている。同舞台の演出家の厳しい指導に耐えられなかったとか、恋人の田代万里生と破局した精神的なショックで急性胃腸炎になったとか、「実は妊娠しているのではないか」と報じる週刊誌もあった。
だが、筆者は別の見方をしている。沙也加の事務所によると「9月の半ばころから腹痛のような症状を訴えていた」という。この腹痛を訴えた時期と、沙也加の元恋人でミュージカル俳優の山崎育三郎と元「モーニング娘。」の安倍なつみとの、“焼肉デート”を報じた「フライデー」(講談社)の発売日(9月13日)とリンクするのだ。
沙也加と山崎は2009年の舞台で共演後、熱愛関係に発展。沙也加の自宅マンションに山崎が頻繁に出入りしているところを目撃されている。この2人の関係については、自分のことは棚にあげて、沙也加の男性関係には口うるさい聖子が公認したという。それゆえ、結婚もあるのではと期待されたが、その後に破局。沙也加には、山崎と同じように舞台で共演したミュージカル俳優の田代という新しい恋人が発覚したと報じられた。一方、11年に山崎も舞台で共演した5歳年上の安倍とホテルでキスしている現場を目撃され、熱愛報道となった。
ところが、沙也加に近い芸能関係者から、この時期も実は彼女と山崎の関係は続いていたという情報を得た。それだけに、山崎と安倍のキス報道に沙也加は嫉妬。山崎に説明を求めたようだが、彼は安倍との関係を否定したようだ。沙也加は山崎の言葉を信じていたが、今年9月中旬に発売された「フライデー」に山崎と安倍の“焼肉デート”が報じられて、2人の関係が継続していたことが発覚した。つまり、沙也加は二股をかけられていたことになる。
母親の聖子は男を肥やしに生きてきたしたたかな女だが、娘の沙也加は聖子が反面教師になっているのか、これまで交際が発覚した石垣佑磨やギタリストの北野正人との関係を見ても、至極真剣に交際してきた。しかし、聖子に反対されただけで2人との関係も破局するほど、男性については遠慮がちで、奥手だった。しかし、山崎に関しては聖子公認だった。それだけに交際は続いていたのではないだろうか。前出の関係者も「新たな恋人といわれる田代は、あくまでも友人のひとりだった」という。となると、山崎を一途に思い続けていただけに、安倍との交際継続発覚で裏切られた気持ちになって、急性胃腸炎で体調不良になって舞台を降板したという可能性は高そうだ。
しかし、それが事実だとすると、沙也加はあまりにナイーブすぎる。芸能界で生きるには、母親の聖子の爪の垢を煎じて飲んだほうがいいかもしれない。
(文=本多圭)