14日に映画『ヘルタースケルター』の公開を控えるも、いまだ主演女優・沢尻エリカの行方はようとして知れない。5日に東京都内で行われた試写会も欠席し、登壇した蜷川実花監督は「今日エリカと電話で話したんですが、『行かれなくてごめんね』と『14日の初日舞台あいさつに向けて体調を整える』と言っていました」と明かした。試写会では沢尻からの手紙も読み上げられ、「今日は、この場にいれなくって本当にごめんなさい」「エリカはいっぱい悩んだけど、いっぱい伝えたい気持ちがあります」「早くみんなに会えるように公開に向け気持ちを立て直して頑張ります」と心境を綴っていた。しかし、その手紙すら本人が書いたものかどうか定かでないという。
「あえて沢尻本人が書いたもののように幼稚な文体に仕上げていましたけど、彼女を匿うスタッフがそれらしく書いたのでは、と記者の間でもっぱらです。直筆サインもありませんしね。わざわざ手紙をスクリーンに大写しにしていましたが、なんの意味もない。大体、その日に沢尻が来るのか来ないのかも、ほとんどのスタッフは直前までわからずに現場は混乱していたんですよ。PRをまったくせず、これほど迷惑をかけておいて、しれっと14日に登場されても……」(スポーツ紙記者)
渦中の沢尻は、海外逃亡したとのウワサも流れたが、現在は都内の自宅マンションにいるという。特に療養生活を送っているワケでもなく、ごく普通に遊び歩いているようだ。発売中の「FLASH」(光文社)が、彼女の姿を激写している。
同誌によれば、試写会前日の4日午後4時、沢尻は自宅マンション近くの路上にいた。まず驚くべきはその容貌の変身ぶりだ。映画撮影時は重そうなロングヘアだった髪をバッサリショートに切り、サイドは大胆に刈り上げ。色も金髪だ。ダメージデニムにスニーカー、迷彩柄のタンクトップの上にライダース風のベストを羽織り、クラッチバッグを片手に持っている。通行人も彼女が沢尻とは気づかず「ハデなねーちゃんがいるな」という反応だったという。彼女はタクシーに乗り込み出かけて行った。
そして再びタクシーで帰宅したのは、試写会当日の5日、深夜3時20分。女友達を連れて上機嫌な様子だったという。だが「FLASH」記者の突撃に表情は一変。「ファックユー!」とつぶやき、マンションのガラス扉を力任せに閉め、中に入っていった沢尻は、「明日の試写会にどうして出席しないんですか?」という問いに「来んなよ! うるせーな!」とヒステリックな罵声を浴びせた。
4月下旬にも「女性自身」(同)の直撃に「うるせぇ! ウゼーんだよ!」と叫びながら逃走したという沢尻。マスコミの相手など、もううんざりなのだろう。それにしても、ここまで邪険な扱いをしてしまっては、いくら公の場でしおらしい姿を演出してもイメージ回復には結びつかないと思うが……。
「体調不良で休養と言いながら、派手に遊び歩いているのでは、これまで彼女を庇っていたスタッフも愛想を尽かしますよ。反省の色を見せたあの手紙は一体なんだったんだってね。それに彼女は離婚問題がまだ決着していないうえ、新たに大麻愛好家疑惑もつきまとっており、イメージは最悪。彼女を引き取ったエイベックス松浦勝人社長も手を焼いているようですね。ようやく女優復帰したと思ったらこの有様ですから、次の仕事も決まらない。厄介なお荷物案件になってしまいそうです」(業界関係者)
このままでは、14日の舞台挨拶登壇も厳しそうな沢尻。いっそ芸能界から身を引くのもひとつの選択肢ではないだろうか。