合コンにおける強敵女の攻略法~美人とブスが入り混じる格差合コンの場合~

※イメージ画像 photo by rrogersphoto from flickr

 合コンで女の子が登場する瞬間、心から思うことがある。―メチャクチャかわいい子はいらないから、どうか女の子全員が”それなり”であってくれ―しかし、現実はそう甘くない。大抵は女の子のレベルにバラつきが出るし、ひどいときは激しい格差が生じて奪い合いになる。しかし、いくら女の子に格差があろうと、ある程度のコストと時間をかけてその合コンをこなさなければならないのだから、少しでもこの機会をモノに出来る術を構築しておいた方がいい。ということで考えた、僕たちは格差合コンにおいてどう振る舞うべきか。

 格差合コンといっても色々ある。たとえば3対3なら内訳はBBK(ブス・ブス・かわいい)、BKK(ブス・かわいい・かわいい)に分かれるし、4対4ならBBBKやBBKK、BKKKのパターンが出てくるのだが、ここで重要になるのがKの人数だ。全体の人数にかかわらず、女の子の中に含まれるかわいい子の人数によって対応は変わってくる。

 分かりやすいのはKBBやKBBBなど、女の子のなかにかわいい子が1人いて、あとはガクーンとブスというパターン。このケースにおけるただ1人のKは、ほぼ確実に女側の幹事だろう。「自分以外を選択させない」という露骨な策略であり、男からすると「やりやがったな、コイツ」と、テンションがだだ下がりになる状況だ。しかし、逆にいえばそれだけ1人のかわいい子は男に飢えている。こんなにも貪欲に勝ちに来ているのだから、ゲットへのハードルは低いことになる。問題は男同士での争いだ。

 このケースでは唯一かわいい女に男全員が勝負をかけて選ばせるのが理想だが、このような場合は大抵、男の中でもアタックの優先順位が出来てしまう可能性がある(年齢順、幹事に優先権など)。それはそれで仕方ないが、気を付けたいのは、その際も”女の子が選べる感”を演出すること。つまり、たとえ男の中でかわいい子に行ける優先順位が決まっていたとしても、全員の男が平等にアタックしたように見せかけ、その上でかわいい女が1人の男を選べるようにしなければならない。

 というのも、いくら貪欲な女でも、男メンバーが出来レースをしていると分かればおもしろくない。全員を品定めしたうえで本命を決めたいのが心理。もちろんそれにより意外な男を選んでしまい、優先順位通りに行かない可能性もあるが、それでも全員が平等に話し、メールアドレスを交換する機会を作った方がいい。そして優先順位通りの選択を女がするよう、他の男は相手の趣味の逆を行くような回答を続けたり、適度に沈黙の時間を作ったりするしかない。

 格差合コンでもうひとつ考えられるパターンは、3対3におけるKKBや4対4におけるKKBB、KKKBなどK(かわいい子)が複数いる場合。これはKが1人しかいない場合より戦いやすくなる。基本的にはオーソドックスに複数のKを男全員で争えばいいのだから。

 しかし、たとえば3対3の合コンにおいてかわいい子2人を男3人で争えば、当然だが1人は敗者となる。合コンの構図としては(かわいい子2人)+(かわいい子と楽しむ男2人)+(戦いに敗れた男1人)+(戦いに参加できない女の子1人)という状況だ。

 誰もが敗者にはなりたくないが、そう落胆することもない。確かに、戦いに敗れた挙句、目の前にいるのはBな女の子なのだからやる気も失せるが、しかし、彼女だってつらい。今日のリベンジを別の合コンで果たしたいかもしれない。であれば、次の合コンを開いてもらうツテとして仲良くなればいいのだ。というかそのように切り替えなければ、残り時間が恐ろしく悲しいものになる。

 「ブスの子が幹事の合コンにはブスしか来ない」という格言が合コン界にはある。それでもただただ敗戦の悔しさを背負って帰るよりは良いはずだし、もしかすれば意外とマシな子が来る可能性もある。しかも、女幹事のレベルが微妙だと分かっているのだから、呼ぶ男のクオリティも高くする必要はない。つまり、自分が勝てる可能性は高くなる。

 以上のような形で、かわいい子の争奪戦に敗れた悔しさを紛らわすのをオススメしたい。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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