合コンで友達の恋を邪魔しているのは自分かも…

goukon0308.jpg※イメージ画像 photo by honeydew666 from flickr

 合コンに挑む男性の多くは、「誰かゲットしたい」「お持ち帰りしたい」と考えるはず。望みが達成させられるかどうかにはさまざまな要素がかかわってくるが、その1つに挙げられるのが、「いかに場を盛り上げられるかどうか」。もちろん各々のアプローチの仕方や見た目などは大事だろうけど、まず大前提として、合コン自体が笑いにあふれた楽しい場にならないとなかなか成功しないことは、多くの男性が知っているはずだ。

 だからこそ合コンメンバーを決めるとき、なるべく仲の良い友達や笑いを取れる人間を選ぶ。仲が良ければ2人の慣れたコンビネーションで笑いが取れるし、片や普段めったにふざけた姿を見せない人はちょっと合コンに呼びにくい。しかも、合コンはあくまで男性が引っ張るもの。場が暖まれば女の子もガンガン話してくれるかもしれないが、あくまで最初は男主導で会話を展開し、笑いを取らなければならない。

 そこで重要なのが男同士でのやり取り。まだ女の子との会話がぎこちない段階では、女の子に当たり障りない会話をする一方で、男友達に話題を振って笑いを取るのが安全で効果的だ。だけど、合コンにおいて男友達とやり取りする場合、普段の会話などと違い、気を遣わなければいけないことがある。場合によっては、自分のせいで男友達の恋路を邪魔してしまうかもしれない。合コンでは、男同士の会話にも細心の注意が必要なのだ。

 では具体的に、どういうやり取りがNGなのか。もちろん男友達の過去の遍歴をバラしたり、ひどさを流布したりはダメ。それは問題外。ここでいうNGとはそういったものではない。男友達とのやり取りで避けてほしいのは、気付かないうちに男友達を「お笑いキャラ」にしてしまうことだ。

 例えば、場のムードを明るくしたいばかりに「○○はモノマネ得意だよね?」などと無茶ブリしてしまったり、男友達がエピソードを話しているときに「あれ、今のがオチだったのかな?」とスベリ芸人のような扱いにしてしまったり。このようなやり取りは、こう着状態の場を和ますかもしれないが、しかし無茶ブリされた男、あるいはスベり芸人的に扱われた男は、女性にとって良い男選びの「選択肢」ではなく、どんどん「おもしろいキャラの人」、「盛り上げ役」という別枠に変わっていってしまう。

 バラエティ番組でいうと、出川哲朗や山崎邦正などのイジられキャラに対する扱いが「NGな接し方」に当たる。例えば、男メンバーを紹介していくときにワザと1人だけ飛ばしたり、あるいは男メンバーがちょっと言い間違えたら過剰にツッコんでみたり。こういうのは笑いとして成立しやすいけれど、その男の”異性としての評価”は上がらない。かっこよさや知性、頼りがいを感じさせないため、笑いは取れても、男性としての評価は下がることさえあり得る。「そんなこと分かっている」という人は多いかも知れないが、合コン序盤の”いち早く打ち解けたい”雰囲気だと、つい男友達をイジってしまうことがあるはずだ。だから、合コンでは”男としての魅力を引き下げないように”気を付けよう。

 また反対に、男友達とやり取りしているなかで、自分が「お笑いキャラ」のポジションにならないよう気を付けることも大切だ。「お笑いキャラ」になりやすいのは、笑いを取らなければ、場を盛り上げなければと頑張り過ぎてしまう人。こういう人はどんなフリに対してもマジメに応えようとしてしまうので、場の雰囲気を和ます存在としてはありがたいのだが、その人自身が女の子をゲットするのはなかなか難しくなる。

 大切なのは、男友達から無茶ブリされたときに無理をしないこと。自分の中でどう処理すればいいか分からないフリがきたとき、出川哲朗や山崎邦正のようなスベリオチに走ってしまうこともあるが、そこはたとえ微妙な空気になろうと無難に流してしまおう。たとえば最初の自己紹介で男友達からさんざん煽られても、特にプランがなければ無理して笑いを取ろうとせず、フツーの自己紹介をする。ガッカリした空気になるのが怖くても、大きな声で笑いながら「以上!」と強引に終わらせてしまおう。確かにオチをつけようとしてグダグダになれば笑いは起きるかもしれない。結果的に場は和むかもしれない。でも、その姿が自分の第一印象になってしまうと、どうしてもゲットは厳しくなってくる。

 合コンでは、女の子への接し方と同じくらい、男メンバーへの接し方にも気を遣ったほうがいいはず。そうすれば、参加者全員でホテルへ駆け込むような、夢の展開になる可能性も少しは上がるはずだ。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

『合コンしようよ! 現役女子大生たちと即ハメ大乱交! 01』

 
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