この世にはさまざまな収集癖がある。キャラクターグッズやジュエリーなどの高価なものから、アイスのフタやペットボトルといった、通常なら廃品とされるものまでが、マニアによる収集の対象になっている。
その中でも、とりわけ異彩を放つ収集癖が、「性器写真コレクション」かもしれない。交流をもった異性(ときに、同性)の、チ●ポやオマ●コの写真を撮影し、それをコレクションするという、過激なものだ。
いまこの性器コレクションという奇抜な性癖が注目を浴びつつあるのは、10月8日に封切られた映画、『官能コレクター』の影響による。出会い系サイトで知り合った男性とラブホテルに入り、男性器の写真を撮るという「性器写真コレクター」の女性をテーマにした奇作だ。
ところで、収集癖との直接の関係はないにしても、携帯電話のカメラやデジカメを多くの人々が日常的に利用している現代、「ハメ撮り」を残すのは、そう難しいことではない。かつては、ごく少数派のこうした性癖を持つ人々が「マン拓」や「チン拓」を集めたりしていたが、そこまで写真のクオリティにこだわらないならば、交流をもった相手の性器の写真をコレクションするのも容易である。実際に、『官能コレクター』の主人公・野宮さぎりほどではないものの、異性の性器の写真を多数保有しているという男女と接触することに成功した。
性器コレクションの充実のためにわざわざデジタル一眼を新調したというのは、30歳代の大学職員の男性。
「10年前にデジタルカメラを購入したのがきっかけですね。当時の彼女のアソコを撮影して、それでオナニーをしていたら、ハマってしまって。一夜限りの関係でも、かならずアソコは撮影しています。『撮られている』っていう緊張した表情も好きなので、なるべく顔も一緒に写すようにしていますね」
撮影したのは、歴代の元カノや、8歳年下のいとこ(!!)を含む20人弱で、合計枚数は1000枚を越えるという。そのコレクションの一部を見せていただいたが、合法性が疑われるようなロリータ風のものも……。
「このコレクションを100人の大台に乗せるのが、今の人生の目標のひとつですかね(笑)」(前出、大学職員の男性)
また、『官能コレクター』よろしく、男性器の写真を多数撮影し、パソコンに保存しているというツワモノ女性もいた。 「コンパなどで出会った男性と、SEXの延長線上として撮影しています。一発ヤラせるかわりに……というような条件なら、大抵の男性はペニスの写真を撮らせてくれますね。『顔写真はNG』というケースも少なからずありますが、主目的はペニスの写真なので、それで構わないです」(26歳、女性)
驚くことに彼女、同性である女性の性器も撮影したことがあるそうだ。
「これまでは撮影する側にしか回ったことはありませんでしたが、このときは『相互撮影』ということで、自分のモノも撮影されましたね。男性に写されたことは何度かあったのですが、同性に……というのが初めてだったので、正直興奮しました。もちろん、彼女のアソコのドアップショットは、今でも大切に保存してあります」
ただ、それらの画像は門外不出を心に決めているようで、写真は確認できなかった。最後に、撮影した画像をどのように使っているのかと尋ねたところ、
「勃起したペニスを撮影している瞬間が一番楽しいです。コレクションを眺めている間はとても楽しいですが、その写真を使ってオナニーに耽るとか、そういうことはあまりしてないですね」とのこと。
当たり前のように携帯にカメラが付いている今、恋人のハメ撮り写真を隠し持っている人は少なくないだろう。しかし、事実は小説よりも奇なりということわざのように、プロ野球カードや記念切符を集める要領で「性器写真コレクション」を楽しむマニアというのも、実際に存在するのであった。
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