＊イメージ画像：『肉食系Cougar』 デミ・ムーアやマドンナのように、ひと回り（またはそれ以上）も年下の男性と交際したり結婚したりする女性を、英語圏では最近「クーガー」と呼ぶ。年下の男性を好む女性や年上の女性を好む男性は昔から存在していたはずだが、最近ハリウッドセレブでこのようなカップルが増えてきたことや、自身も7歳年下の俳優と結婚しているコートニー・コックスがプロデューサーを務める「クーガー」を題材としたTVシリーズ「Cougar Town（クーガー・タウン）」がヒットしたことにより、社会的にもこのような組み合わせは受け入れやすいものになってきたようである。最近の30代後半～40代の女性は若く見えることもあり、もう40歳前後の女性が30歳前後の男性とデートしているような状況も珍しくもなんともない。実際、熟女はその強い性欲を満たすことが出来る若い男性と付き合うことでバランスが取れる、という説もある。
最近は日本でも、アラフォーの経済的にも精神的にも独立した独身女性が増加していること、そして男性の意識改革が進んでいることもあり、年上女性と年下男性のカップルは決して珍しくないはずだ。もしかしたら、不況で共稼ぎでなければ余裕のある生活が難しい世の中になったことも、キャリア女性がもてはやされる一因かもしれない。
しかし、この風潮に物申す、とばかりに女性の年齢的恋愛感に関するリサーチを行い、「クーガーなどというトレンドは存在しない」と断言してしまった男性心理学者がイギリスにいる。この学者はウェールズ大学の心理学者、マイケル・ダン氏。彼は北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本のデーティング・サイト（いわゆる出会い系サイト）にプロフィールを載せた22,400人の女性たちの、年齢的な異性の好みを分析。「どの文化でも、女性側に、自分よりかなり年下の男性とデートしたいという願望は特に見られない」という結論に至ったという。
確かに、世の中に10歳以上年下の男性とデートしたがっている女性が溢れているとは筆者にも思えない。女性側としてみれば、相手のルックスが自分とそう変わらない場合ならば、相手が年上でも年下でも別に構わない、というケースはあれど、絶対年下じゃなければダメ、という場合は少ないのではないだろうか。
しかし、ダン氏のリサーチ結果を知った「Time.com」がさっそく異論を唱えてきた。2003年にAARP（アメリカ退職者協会）によって行われた調査によると、40歳以上の女性の34％が年下男性と交際しているというのである。これをクーガー現象と呼ばずに何と言う、というのがタイム誌の持論であるが、年下男性と言っても、そこには1歳や2歳程度年下、というケースが多数含まれているはず。今どき1歳や2歳の差などで「年齢差がある」とは云えないだろう。
とはいえ、うんと年下の女性ばかりを狙う男性が存在するように、その逆もまた然り。トレンドとは決して言えずとも、そういう世界が存在することは事実である。アメリカでは「cougarlife.com」という出会い系サイトまで存在し、ニューヨークやLA、マイアミなどの大都市で特に人気が高いという。外国人の年上女性とぜひお付き合いしてみたい、という勇気のある男性はチェックしてみたらいかがであろうか。
（文＝相馬 佳）
『人妻盗み撮り 草食系男子を淫ら喰いする肉食系クーガー女の実態』
凄い世の中になったもんですよ
